平成27年 9月定例会 平成27年9月
津山市議会定例会 議 事 日 程(第 2 号) 〇平成27年9月7日(月)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号
│ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │ 〇議案質疑・一般質問 ││ 第 1
│ 議案第28号~議案第56号(29件)
││ │ (森西順次議員、中島完一議員、
金田稔久議員、
田口浩二議員、
││ │ 岡田康弘議員、
政岡哲弘議員) │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 │ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 ││
│ 氏 名 │
│ │
│ 氏 名 │
│ ││ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 金 田 稔 久 │ 出席 │ │ 15 │ 黒 見 節 子 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 田 口 浩 二
│ 〃 │ │ 16 │ 津 本 辰 己
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 津 本 憲 一
│ 〃 │ │ 17 │ 野 村 昌 平
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 広 谷 桂 子
│ 〃 │ │ 18 │ 竹 内 邦
彦 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ 安 東 伸 昭
│ 〃 │ │ 19 │ 松 本 義
隆 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 村 田 隆
男 │ 〃 │ │ 20 │ 美 見 みち子
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 中 島 完 一
│ 〃 │ │ 21 │ 木 下 健 二
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 小 椋 多
│ 〃 │ │ 22 │ 近 藤 吉一郎
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 政 岡 哲 弘
│ 〃 │ │ 23 │ 西 野 修 平
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 中 村 聖二郎
│ 〃 │ │ 24 │ 森 西 順 次
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 秋 久 憲
司 │ 〃 │ │ 25 │ 河 本 英 敏
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 竹 内 靖
人 │ 〃 │ │ 26 │ 吉 田 耕
造 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 原 行
則 │ 〃 │ │ 27 │ 岡 田 康
弘 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 岡 安 謙
典 │ 〃 │ │ 28 │ 森 岡 和 雄
│ 〃 │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────
┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長
│ 宮 地 昭
範 │ 産業経済部参与 │ 清 水 彰 朗 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長
│ 大 下 順 正
│ 都市建設部長 │ 植 月 優 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 教育長 │ 田 村 芳
倫 │ 地域振興部長 │ 鈴 木 洋 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 特別理事 │ 常 藤 勘
治 │ 加茂支所長 │ 原 田 幸 治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 坂 手 宏 次
│ 勝北支所長 │ 岸 本 信 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 米 井 章 憲
│ 久米支所長 │ 福 島 康 弘 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部長 │ 山 本 倫
史 │ 阿波出張所長 │ 泉 信
彦 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部参与 │ 政 岡 大
介 │ 会計管理者 │ 坂 本 達
彦 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ クリーンセンター│ 上 田 輝 昭
│ 水道局長 │ 原 田 博
史 ││ 建設事務所長 │ │ │ │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部長 │ 井 上 純
輔 │ 学校教育部長 │ 和 田 賢 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部参与 │ 友 末 憲 良 │ 生涯
学習部長 │ 松 尾 全 人 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ こども保健部長 │ 忠 政 堅 之
│ 総務部総務課長 │ 森 上 譲 │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────
┘│ 産業経済部長 │ 高 務 雅 彦 │└─────────┴───────────
┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────
┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 局長 │ 山 口 一
義 │ 係長 │ 山 崎 悟 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長
│ 目 瀬 陽
介 │ 主任 │ 寺 坂 洋 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 係長
│ 近 藤 基 恵 │ 主任
│ 柿 内 博 行 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────
┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前10時00分 開議
○議長(木下健二君) おはようございます。 御着席を願います。 これより9月
津山市議会定例会第2日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は28名であります。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり1つの日程といたしております。
△日程第1 議案質疑・一般質問
○議長(木下健二君) これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 申し合わせにより個人質問となっておりますので、順次質問を許可いたします。 なお、当初の質問は登壇して行い、再質問及び関連質問は自席においてお願いをいたします。 答弁につきましては私から指示をいたしますが、質問の趣旨を十分把握され、質問趣旨の復唱、引用や同じ答弁の繰り返しは避け、簡単、的確に答弁されますようにこの際申し上げておきます。 これより順次質問を許可いたします。 24番、森西順次君。
◆24番(森西順次君) 〔登壇〕 おはようございます。 一日の1番というふうなことでいただきまして、大変ありがとうございます。そして、本日傍聴に来てくださっている諸先輩方に恥じないような、一生懸命質問をしてみたいというふうに思っております。どうぞよろしく最後までお願いをいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。 この9月定例議会には、議案として津山市第5次
総合計画基本構想が上程されております。振り返ってみますと、この10年間は、平成の大合併の直後、新たな枠組みの中で新生津山市をつくり上げていくという決意のもと、活力と安心、自立と自助、共創と協働の
まちづくりを基本理念としながら、さまざまな地域問題、課題に果敢に取り組んできたところでございます。 長年の間懸案となっていた
土地開発公社の解散整理を初め、新
クリーンセンター建設も本年12月には稼働の見通しとなりました。また、小・中学校の耐震化にも取り組まれたところでございます。持続可能な
まちづくりを進めてこられたところでもございます。 しかし、全国的な少子・高齢化が進展し、人口減少に歯どめがかからない時代の潮流の中で、津山市の将来を見据えた市の最上位計画である第5次総合計画を策定していかなければなりません。しかし、子供や孫の世代に誇りを持ってこの
ふるさと津山を引き継いでいくために、常に市民が主役との思いを持ち、
オール津山で取り組んでいかなければならないと私は思っております。 その中で、第5次計画の基本構想は、基本理念を「彩りあふれる花開く津山の
創造~市民一人ひとりの想いがかなう夢と希望の花が咲き誇るまち~」と示されております。市長は、10年後の津山市のどのようなイメージを
まちづくりをつくっていこうとしているのか、基本理念に託されたその思いの一端をお聞かせをいただきたいと思います。 次に、この5次総合計画の策定が進む中、先般8月28日に津山市
中心市街地活性化協議会から、城下地区の
まちづくりに対してプランの提言、そして提案がなされたところでございます。そこで、城下地区の
まちづくりを第5次総合計画にどう反映していこうとしているのかといった観点から、市長、副市長にお聞きをしてみたいというふうに思います。 初めに、
城下地区まちづくりプランについてですが、同プランは津山城を含めた周辺を歴史、文化、観光ゾーン、そして眺望の改善や再整備を提案するとともに、
大手町交差点周辺を
中核都市機能ゾーン、
アルネ津山、商店街を
商業機能集積ゾーン、そして隣接地域、
都市居住ゾーンと位置づけ、土地の有効利用を含めた都市機能の再配置と整備を提案をされております。 また、同プランは、
津山国際ホテルについて、土地の高度利用やゾーニング的な観点から、市が土地を所有する第1駐車場への移転新築も提案がなされております。 城下地区には鶴山公園ももちろんあることとともに、旧市役所庁舎である郷土博物館やつやま
自然ふしぎ館があり、さらに歴史をさかのぼれば、昭和4年の津山市制の施行前から官公庁や商工機能が集まる、市民にとっても大切な地域だというふうに思います。
中心市街地活性化協議会では、今回の提案について市長はどのように思われるか、そして第5次総合計画の中でどのように反映していこうとしているのか、市長の考え方をお伺いをしてみたいと思います。 続いて、
中心市街地活性化協議会から提案でございますが、今回の提案は、5月に策定された
商工会議所の
城下地区まちづくり構想をもとにしたものではないかというふうに思っております。
中心市街地活性化協議会においては、昨年来延べ7回にわたる論議がなされたと聞いております。第5次総合計画の策定が佳境を迎える中、このタイミングで、しかも
商工会議所ではなく、なぜ
中心市街地活性化協議会から提案がなされたのか、あわせて市長にお伺いをしてみたいと思います。 次に、新
津山国際ホテルの建設計画について、何点かお伺いをしてみたいと思います。 新ホテルの建設計画は、
商工会議所の有志を中心とした新
津山国際ホテル建設協議会で論議がなされたと承知をいたしております。協議会では現在の
津山国際ホテルの存続を目指す一方、開業40年を迎え老朽化が顕著になったことなどから、ホテルの新築を検討してきたと聞いております。この結果、現ホテルは地元有志が設立した取引会社に運営が引き継がれたとともに、新ホテルの建設に向けては、これまでに約40社の出資者を募り、約9億円の応諾があったとお伺いをいたしております。 そこで、副市長にお聞きをいたしますが、現
津山国際ホテルについて市はどのように考えているのか、そして新
津山国際ホテル建設協議会の建設計画についてどのような見解であるのか、考え方の一端をお伺いをしてみたいと思います。 新ホテルの建設計画では、
商工会議所を中心とした取り組みがありますが、思い返せば
アルネ津山の再開発事業や
津山総合流通センターにも、当時の
商工会議所が深くかかわってきたと記憶をいたしております。とりわけ
流通センターについては、今回と同じく
建設協議会が推進の旗を振ってきたと記憶をいたしております。 これらの事業の結末は、ここで申し上げるまでもなく、また問題の解決に当たっては多額の公費を投入し、市民に大きな負担を強いたことでございます。今回の新
ホテル建設計画については、こうした懸念があるのではないかと危惧をいたしているところでございます。 そこで、副市長にお伺いをしてみたいと思いますが、新ホテルの建設計画は、アルネや
流通センター事業とどう違うのか、また市はどうかかわっていく考えなのか、見解をお聞かせをいただきまして、登壇での質問を終わります。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 おはようございます。傍聴者の皆様、大変御苦労さまでございます。 森西議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 10年後の津山をどのようなイメージの町にしていきたいか、また基本理念に託した思いについてのお尋ねでございます。 議員の御指摘のとおり、本格的な
人口減少社会が到来する中で、人口減少への対処は本市にとりましても最重要課題でございまして、これからの10年間は、子や孫の時代に誇りある
まちづくりをつくっていく大切な期間になるわけでございます。 私は、この時代の中で、未来に向かい市民一人一人が可能性を見出すことができる町、夢と希望を持ってそれぞれの思いを実現させることができる町をつくっていきたいと考えておるところでございます。そして、市民の皆さんの思いを花になぞらえまして、10年後には彩り豊かな花が咲き誇る町をイメージし、その思いを託して計画の名称を「
津山開花宣言~津山市第5次
総合計画~」としたところでございます。 基本理念も「彩りあふれる花開く津山の
創造~市民一人ひとりの想いがかなう夢と希望の花が咲き誇るまち~」とし、可能性がある町、挑戦できる
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。 そして私は、これからの時代に求められている自立・自助、共助、公助のイメージを市民がそれぞれの力で咲かせる花、また地域の中で協力して咲かせる花、そして市民と行政が力を合わせて咲かせる花とし、行政はその土となる生活基盤や仕組みを市民を初め関係団体、関係機関との協働の中でつくり上げ、持続可能な
まちづくりを進めていきたいと考えております。 この町が活力を維持し、市民が将来にわたって笑顔で安心して暮らせ、また全国から憧れを感じてもらえる町を実現していくため、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
中心市街地活性化協議会から提案のありました城下地区の
まちづくりプランについてのお尋ねでございます。 城下地区の
まちづくりにつきましては、一昨年の10月の
津山国際ホテルの閉鎖方針を契機といたしまして、協議会及び
津山商工会議所におきまして多くの議論がなされてきたと承知をいたしております。 また、城下地区は津山城を中心とした歴史、文化、公園エリアであるとともに、金融機関や企業が集積する地域でもございまして、当該地区の
まちづくりは今後の
中心市街地活性化におきましても大きなポイントになると、このように認識をいたしております。 一方、当該地区におきましては、新
津山国際ホテルの建設計画だけではなく、美術館の重点候補地として審議会から提案を受けておりまして、本市として当該地区の
まちづくりについてしっかり整理しなければならないと考えております。 当該地区の
まちづくりに対しましては、議員や市民の皆さん方にもさまざまな考え方があるかと思いますけれども、本市といたしましては、協議会の提案も参考にしながら、第5次総合計画の策定の中で本市の
まちづくり施策を検討していく方針でございます。 次に、今回の提案がなぜこのタイミングで
中心市街地活性化協議会から行われたのかとのお尋ねでございます。 協議会は、
中心市街地活性化法第15条第1項に基づきまして、平成21年に設立をされました
法定協議会でございまして、協議会は同条第9項に基づきまして、本市が策定した基本計画及びその実施について本市に意見を述べることができる、このようなことでございます。 一方、本市は同法第9条第6項に基づきまして、基本計画を策定及び変更しようとするときは、協議会の意見を聞かなければならないとされておりまして、今回の提案は法の枠組みに沿って協議会からなされたものと、このように認識をいたしております。 また、新
ホテル建設計画を初めとした協議会からの提案事業は、国等からの補助金導入が検討されていると、このように聞いておりまして、これらの補助金の中には基本計画への位置づけが要件となるものもございます。 したがって、今回の提案は、本市による基本計画の変更と国による認定を視野に入れ、このタイミングでなされたと受けとめておりまして、本市といたしましては同法の規定に基づき協議会の提案を受けるとともに、検討を行う必要があるわけでございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 副市長。
◎副市長(大下順正君)
津山国際ホテル関係の3点の質問にお答えをさせていただきます。 まず最初に、現在の
津山国際ホテルに対する津山市の考え方についてでございますが、
津山国際ホテルは、地元の財界を中心に設立された会社が、
中国自動車道の開通を控えた昭和49年に開業した地域初の
都市型ホテルでございまして、本市も300万円を出資していた経過がございます。 しかし、開業から議員御指摘のように40年を迎えたことから、施設の老朽化でありますとか、あるいは顧客ニーズの変化に課題がございまして、今回の天満屋資本の運営会社の撤退の大きな要因になったと、このようにお聞きいたしております。 しかし、
国際ホテルにつきましては、これまで年間17万人が利用する施設でございまして、社交の場として、あるいは観光振興の観点からもその役割は大きく、また雇用でありますとかあるいは取引先も多く、地域の経済活動の視点からも、本市の都市機能の一つと考えております。 現在、
津山国際ホテルはこのような認識のもとで、地元の財界によりまして当面の運営を継続されると伺っております。また、約40社によります新しいホテルへの出資の動きにつきましても、同様の考え方が前提になると、このように受けとめております。 次に、新
津山国際ホテル建設協議会が検討しております新ホテルの建設計画についてのお尋ねでございますが、
建設協議会では、新ホテルの規模等の詳細は未定でございますが、総事業費を約30億円と試算しております。そして、平成30年の開業を予定していると、このようにお聞きいたしております。 財源見込みにつきましては、地元の財界からの出資金を約9億円、残りにつきましては提携するホテルニューアワジからの拠出金でありますとか、あるいは金融機関からの借入金を充て、そして国等からの補助金の導入を目指すと、このような説明を受けております。 また、
建設協議会では、
津山国際ホテルの運営会社に対しまして、新ホテルへの商圏の分析でありますとかあるいはニーズ調査を要請しております。こうした調査の結果も参考にしながら、建設計画の精査を進める意向であると、このようにもお聞きいたしております。 新ホテルの建設計画は検討段階にありまして、現時点ではその評価は難しい部分がございます。しかし、津山市といたしましては、今後の検討作業を注視するとともに、
建設協議会や
津山国際ホテルに対しまして継続的な説明を求めていきたい、このように考えております。 次に、新
ホテル建設と再開発事業でありますとかあるいは
流通センター事業との違い、そして市のかかわりについてのお尋ねでございます。 新ホテルの建設に対しましては、国の支援制度の活用などから、本市として協議会の論議に加わりながら可能な支援策を検討する、このことにつきましては市長が平成26年3月議会におきまして答弁しておるとおりでございます。 しかし、同議会において市長は、過去の市政のあり方を重く受けとめるとともに、新ホテルの建設に当たり、現時点におきましては資本参加でありますとか経営にかかわることは全く考えていないと答弁をいたしておりまして、この方針につきましては現在も変わっておりません。 したがいまして、こうした本市のスタンスは過去の市政との大きな違いであると、このように考えております。 以上であります。
○議長(木下健二君) 24番、森西順次君。
◆24番(森西順次君) それぞれ御答弁をいただいたわけでございます。市長からは、第5次総合計画の策定の中で、市民が誇りを感じ、そして他の地域の方から憧れのある
まちづくりを進めていきたい、市民の思い、夢や希望をかなえることで、明るい町をつくっていきたいというふうなお答えをいただきました。人口減少、少子・高齢化と悲観的な考え方でなく、未来志向で全国に誇れる津山をつくっていただきたいという思いでございます。 また、
城下地区まちづくりプラン、新
津山国際ホテル建設計画については、市長、副市長からお答えをいただきました。このことについては、何点か再質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、城下地区の
まちづくりについては、市長は今後、
中心市街地活性化の取り組みにおいて大きなポイントになるとの考え方でありというふうな御答弁いただきました。私もそのとおりだというふうに思っております。 一方で、城下地区は、審議会の答申を受けた美術館構想の重点候補地でもございます。また、新ホテルの候補地である第1駐車場は、100台程度の駐車可能な、中心部にございます大型駐車場でございます。
中心市街地活性化協議会の提案と美術館構想、そして都市機能の一つである大型駐車場のあり方をどう整理する考えであるのか、再度市長にお聞きをしてみたいと思います。 続いて、現在の
津山国際ホテルの評価について、副市長にお考えをお聞きをしてみたいと思います。 現ホテルは、地域の経済活動や観光振興の観点から、その一翼を担っていることは理解をいたしているものであります。中心市街地の活性にも一定の影響があるものと考えているところでもございます。 しかし、総合型ホテルの経営は大変難しいというふうに聞いたこともございます。実際に現ホテルは老朽化が背景にあったとはいえ、親会社であった天満屋が閉鎖を決めておるわけでございます。 そこで、副市長に再度お伺いをいたしますが、
建設協議会は新ホテルの建設計画において、ホテル事業にどのような見通しを持っているのか、
建設協議会の考え方がわかればお示しをしていただきたいと思います。 あわせて、仮に新ホテルの建設計画が頓挫をした場合、どのような影響があるというふうに思っているのか、お二方に見解をお伺いをいたします。
○議長(木下健二君) 市長。
◎市長(宮地昭範君) それでは、森西議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。 城下地区の
まちづくりにおいて、新ホテルの建設計画や美術館構想、そして駐車場の配置などについてどう整理していくのかとのお尋ねでございます。 これらの提案を踏まえました施設配置のあり方につきましては、当該地区における今後の
まちづくりの方向性に非常に大きく影響すると、このように考えております。また、当該地区の
まちづくりにおきましては、歴史的な側面あるいはまた都市機能の視点を十分に勘案をした上で、中・長期的視点に立った取り組みが求められておるところでございます。 施設配置のあり方につきましては、現在本市の関係する部署を中心にいたしまして検討、協議を重ねておりまして、第5次総合計画の策定と並行しながら本市の考え方をお示ししたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 副市長。
◎副市長(大下順正君) 新ホテルの経営について
建設協議会はどのような見通しを持っているのかと、こういったお尋ねでございますが、
建設協議会は
津山国際ホテルの運営につきまして検討した経緯がございまして、1つには、婚礼の減少等による収支の圧迫も要因ではございますが、それ以上に経常赤字の理由といたしましては、チャペルなどの過去の施設整備の負担が大きかったと、このようにお聞きいたしております。 こうした検討結果を踏まえまして、
建設協議会におきましては、新ホテルの財源の調達に当たりましては、自己資本の増加による借入金の圧縮を模索すること、それから不動産の所有とホテルの経営を分離する手法も視野に入れると、こういった説明を受けております。 また、新ホテルの経営につきましては、提携するホテルニューアワジの管理運営のノウハウを生かすことが基本方針と聞いております。 国等の支援制度の活用に当たりましても、事業の継続性は大きなポイントの一つでございまして、津山市といたしましては、収支計画などにつきましても説明を求めていく、このように考えております。 以上であります。
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 仮に新ホテルの建設計画が頓挫した場合、どのような影響があるのかとのお尋ねでございます。
津山国際ホテルの運営継続は、おおむね3年をめどとして次の方針を決めることを条件になされているものでございます。新ホテルの建設が頓挫した場合、
津山国際ホテルの運営についても見直しが必要になると予想されます。 また、
津山国際ホテルの不動産は、地元財界が設立しました引受会社の所有となっております。したがいまして、建設計画が頓挫した場合、不動産等の処分がクローズアップされることになり、津山城の眺望や景観計画との整合も課題になってくると考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 24番、森西順次君。
◆24番(森西順次君) 市長、副市長、ありがとうございました。そして、大変重要な部長の答弁を落としまして、大変申しわけございませんでした。 さて、再々質問をさせていただきたいというふうに思います。
城下地区まちづくりプランと新ホテルの建設計画については、今市長、副市長の考え方をお聞きをさせていただきました。新ホテルの建設計画は、民間活力の導入の視点から、アルネ再開発事業や
流通センターは違うんだなというふうなことで、また当局の考え方、これを反面教師にして一線を引いているようにも私は感じたところでもございます。 建設計画は、国からの補助金の導入も鍵になるというふうに思いますが、補助金導入の見通しについて副市長はどのように考えているのか、再度お聞きをしてみたいと思います。 また、城下地区の
まちづくりについては、歴史的な側面や都市機能の視点を十分に検討した上で、中・長期的視点に立って考え方を整理していきたいというふうにお答えをいただきましたが、さてそこで、第5次の総合計画の策定に迫る中、限られた時間しか残っていないように思うわけでございます。このあたりを作業をどのように考えているのか、お答えをしていただきたいと思います。 城下地区の
まちづくり方向性については、今後市長はどのように示す方針なのか、市長、そして副市長の考え方を最後にお伺いをちょっとしてみたいと思います。よろしく。
○議長(木下健二君) 市長。
◎市長(宮地昭範君) それでは、森西議員の再度のお尋ねでございます。 城下地区の
まちづくりの方向性について、市長はどのように考えて方針を示すのかと、こうした御質問でございます。 当該地区の
まちづくりにつきましては、昭和58年の総合文化公園整備計画を初めとして、長年にわたり検討されてきた経過がございます。また、当該地区は歴史的かつ文化的な特徴があるだけではございませんで、昭和9年に建設をされました旧市庁舎に代表されるように、津山市政の発祥の地と言うべきシンボル的なエリアでもございます。 当該地区の
まちづくりには、こうした経緯からも大変な作業であることは間違いございませんけれども、
商工会議所あるいはまた
中心市街地活性化協議会からの提案を参考にしながらも、本市の基本的な考え方、城下地区の
まちづくりビジョンをまずは固めていきたいと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 副市長。
◎副市長(大下順正君) 新ホテルの建設計画におけます国等からの補助金の導入についての見通しはどうかと、こういったお尋ねでございます。 国や関係機関とは事前協議の段階でありますが、一つには約9億円の出資の応諾があること、それから交流人口の増加に資する部分、こういったものにつきましては一定の評価をいただいていると、このように受けております。 また、国の支援制度の活用に当たりましては、基本コンセプトの策定あるいは商圏の分析、それからニーズ調査、そして収支計画の精査、こういったものがポイントになるのではないかと、このように考えております。 したがいまして、本市といたしましては、今後の
建設協議会の検討を待って対応方針を固めてまいりたい、このように考えております。 以上であります。
○議長(木下健二君) 24番、森西順次議員。
◆24番(森西順次君) それぞれお二方の御答弁をいただきました。ここから、私がちょっと市長、副市長、そして特別理事もいらっしゃいますが、この中に皆さん職員がおりますが、5次の総合計画、10年間、本当にこの総合計画が大変だということは皆さん認識をされていると思います。 津山の配置をどのようにしていくか、今後の
まちづくりをどうやっていくかというふうな問題になるわけでございますから、力いっぱいのありとあらゆる力を全力で注ぎながら、5次の総合計画を完璧になし遂げていただきたいというふうに思うところでございます。 ただいま市長は、本市の基本的な考え方、城下地区の
まちづくりビジョンをまずは固めていきたいというふうな御答弁をいただきました。そして、副市長には、関係部署を中心として協議を重ねながら、5次総を仕上げてまいりたいというふうな発言をいただいたわけでございますので、どうぞ皆さんよろしく5次の総合計画をよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(木下健二君) 以上で24番、森西順次議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 7番、中島完一議員。
◆7番(中島完一君) 〔登壇〕 おはようございます。7番、中島完一でございます。 議長よりお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 まず、農業問題についてであります。 間もなく実りの秋を迎え、農家にとっては1年で一番忙しい時期を迎えます。米をつくっている農家にとっては、ことしの買い取り価格がどうなるのかということが気になるところではありますが、昨年のように60キロ当たりで1万円を割り込むと、とてももうかるというふうにはほど遠いことでございまして、国の農政の見直しやTPP交渉の行方など、農家にとって悩ましいことばかりの昨今でございます。 もうかる農業、このことは農業が主要産業である県北地域にとって、何としても実現しなければならない重要なテーマであり、津山市においての主要な課題であると感じております。 そこで、産業経済部参与に幾つか質問させていただきます。 1つ目、津山市においては、旧市内にサンヒルズ、久米地域に道の駅久米の里活菜館、勝北地域にほほえみ彩菜の3カ所の津山市営の農産物直売所がありますが、それぞれここ数年の売り上げは、平成22年をピークに横ばい状態で推移し、サンヒルズが年間約1億5,000万円、久米の里活菜館が約1億8,000万円、ほほえみ彩菜が約1億1,000万円であります。この数字に対し当局はどのような認識を持っておられるのか、お尋ねいたします。 2点目、私がサンヒルズに出荷しておられる農家の方にお聞きしたことは、サンヒルズが月当たり1,000万円程度の売り上げでは、とてもこの辺の農家は食べていくことはできないということであります。さらに、全国各地に目を向けると、久米の里のような道の駅としての直売所や、地元でとれた農産物を使ったレストランを併設しているもの、またショッピングセンターかと思えるようなさまざまな食材や日用品まで豊富に取りそろえている直売所など、まさに地産地消の拠点施設になっているものまであります。 この際、サンヒルズを思い切って業態変更し、真の意味での津山市の地産地消の拠点施設にする考えはないのか、参与の見解をお尋ねいたします。 3点目、またお隣の真庭市では大阪の高槻市に、美作市では箕面市にそれぞれ直売店舗を構え、地元の農産物を出荷しておることは御承知のとおりと思います。津山市でも最近民間でアンテナショップ開設の動きがあり、当局としても情報を把握していると思いますが、どのような見解を持ち、どう対応していくつもりなのか、お尋ねいたします。 次に、子供施策についてお尋ねいたします。 1点目、まず里親制度について。里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難または受けられなくなった子供に、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境のもとでの養育を提供する制度であります。家庭での生活を通じて、子供が成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子供の健全な育成を図る有意義な制度でもあります。 里親家庭に委託することで、特定の大人との愛着関係のもとで養育されることにより、自己の存在を受け入れられているという安心感の中で自己肯定感を育むとともに、人との人間関係において不可欠な基本的信頼を獲得することができます。 そして、里親家庭において適切な家庭生活を体験する中で、家庭それぞれのライフスタイルにおけるありようを学び、将来家庭生活を築く上でのモデルとすることが期待できます。 また、家庭生活の中で人との適切な関係のとり方を学んだり、身近な地域社会の中で必要な社会性を担うとともに、豊かな生活経験を通じて生活技術を獲得することができるそうであります。 現在、日本の社会的養護は、施設が9割で里親は1割にすぎず、欧米諸国と比べて施設養護に偏っています。しかし、里親等委託率には自治体間で大きな差があり、新潟県で33.6%など、里親等委託率が3割を超えている県もあり、最近6年間で福岡市が6.9%から24.8%へ、大分県が7.4%から22.7%に増加させるなど、大幅に伸ばした自治体もあります。 これらの自治体では、児童相談所への専任の里親担当職員の配置、里親支援機関の充実、体験発表会、市町村と連携した広報、NPOや市民活動を通じた口コミなどさまざまな努力をしており、里親等委託率を伸ばした県市の取り組み事例を普及させるなど、取り組みを推進しているということであります。 以上は厚生労働省のホームページからの抜粋でありますが、美作地区においては現在里子を養育する里親の会に24組の夫婦が登録し、津山児童相談所から9世帯に11人の子供たちが委託されておるそうであります。その子供たちの多くは、発達障害を抱えていたり、実の親による虐待や育児放棄が原因という、そういったことであります。 津山市には平成7年にそうした里子、里親を支援するために津山里親後援会が組織され、美作地区里親会に対して支援をしてきました。里親制度の直接的な行政所管は県の児童相談所が担っておりますが、津山の家庭に恵まれない子供たちがひとり立ちをし、立派な社会人として成長してもらうために、津山市としても十分な支援が必要と考えますが、当局の見解をお聞かせください。 2つ目、次に、現在移転建築が進められている一宮保育所の進捗状況についてお尋ねいたします。 今議会にも補正予算が上程されており、いよいよ本体工事が着工されることになりますが、新しい保育所は、文字どおり津山市の幼児教育保育施設の拠点としての機能の充実が求められます。 これまでの議会では、1、現在の一宮保育所の移転であること、2、名称については公募とすること、3、一宮保育所というこれまでの歴史を残した施設とすることが答弁されてまいりました。 一方、地元一宮地区の住民からは、名前だけでも一宮を残してほしいというせつない要望がありますが、今後の予定として、いつ名前の公募をするのか、一宮保育所の歴史を具体的にどのような形で残すのか、お答えください。 また、東一宮の土地区画整理地内からの進入路の全体計画進捗についてもお答えいただきたいと思います。 最後に、城下地区の
まちづくりについてお尋ねいたします。 津山市は歴史と文化の町として古くから栄え、市民も誇りに感じて生活しております。津山城を中心として、城東、城西の町並み、田町や上之町に残る武家屋敷、その他国、県、市の指定文化財など、市民にとってかけがえのない自慢できる宝物が数多く存在している町であります。 先ほどもありましたが、8月28日に津山市
中心市街地活性化協議会は、
津山国際ホテルの移転を含めた城下地区の
まちづくりプランをまとめ、津山市に提言したとの報道がなされました。新
ホテル建設を核に城下地区を4ゾーンに分け、都市機能の向上や中心市街地のにぎわいを創出する計画であります。 このプランに対し、津山市は今後の
中心市街地活性化基本計画の変更も含め再検討するとのことでありますが、5年間の認定期間も半分を経過した今、早急な決断と対応が求められると感じておりますが、市長の見解をお聞かせください。 また、歴史、文化、観光ゾーン内には、第4次総合計画の積み残し事業とも言える京橋門跡の整備事業が含まれております。京橋門跡は、津山城の表玄関であり、現在もなお当時の石垣と堀の跡が残る貴重な文化遺跡であります。旧津山高女跡地でもあるこの場所の整備は、城下の整備の重要な事業であると言えます。今後の方向性について当局の考えをお示しください。 以上で登壇での質問を終わり、答弁によって自席で再質問をさせていただきます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 それでは、中島議員の質問にお答えをいたします。
中心市街地活性化協議会からの提言に対し、早急な対応が必要ではないかとのお尋ねでございます。 協議会からの提言では、新
津山国際ホテルの建設等の中・短期的な取り組みと、歴史・文化ゾーン等における中・長期的な取り組みが提案されていると、このように受けとめております。本市といたしましては、法の考え方に沿って、協議会の提案を参考にしながら
中心市街地活性化基本計画を策定していくことになりまして、第5次総合計画の策定に並行いたしまして、本市としての考え方をしっかり整理する考えでございます。 一方、これまでに基本計画が認定をされた自治体は、現時点において128市でございまして、既に第2期計画に取り組む自治体も多く、計画数は180に上っております。こうした事例を踏まえれば、城下地区の
まちづくりにつきましても中・長期的な視点に立って取り組むことが必要と認識しておりまして、まずは現基本計画の変更、その上で第2期の基本計画の策定について検討していく方針でございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) こども保健部長。
◎こども保健部長(忠政堅之君) まず、里親制度についての御質問にお答えをいたします。 さまざまな事情で親と一緒に暮らすことのできない子供を家庭で預かり、養育する里親制度は、議員御指摘のとおり、温かい愛情と適切な家庭環境のもとでの養育を提供する制度でございまして、社会的養護の観点からも非常に重要であるというふうに認識をいたしております。 平成25年度におけます里親等への委託率は、全国平均で15.6%、岡山県におきましては14.2%にとどまっておりますが、平成23年4月に厚生労働省より家庭的養護強化の方針が打ち出されたことによりまして、社会的養護における里親の重要性の認識が高まっております。 里親制度を所管をしております岡山県におきましても、本年3月に策定をされました岡山いきいき子どもプランの中で、里親等への委託率を現状の14%から、平成31年度までに22%にする数値目標を掲げ、新規里親の開拓、支援体制の充実など、家庭的養護の推進に力を入れております。 本市では、毎年10月の里親月間に合わせまして、児童相談所と連携をいたしまして、「広報つやま」に記事を掲載するなど広報啓発活動を行っております。今後とも岡山県、児童相談所等と連携をしながら、里親制度の普及啓発に一層努めてまいりたいというふうに考えております。 次に、保育所新施設につきましての3点の御質問に順次お答えをいたします。 まず、施設の名称の公募についてでございますが、現在募集要項の作成等の準備を進めておりまして、今後広報紙や市のホームページ等を通じまして、12月には募集を開始いたしまして、来年1月中には決定をしていきたいというふうに考えております。 次に、一宮保育所の歴史を具体的にどのような形で残すのかという御質問でございますが、一宮保育所は昭和24年に設置して以来、65年の長きにわたりまして地域の皆様に温かく見守り、そして育てていただきました。新施設の設計におきましても、そうした長い歴史や地域との深いつながりを設計コンセプトの柱の一つに掲げまして、グリーンヒルズ津山の高台から一宮地域や中山神社が一望できる、そういった園舎の配置をいたしております。 また、現保育所内に長い歴史を感じさせるモニュメント的なもので、移設や移動が可能なものにつきましては、ぜひ引き継いでいきたいというふうに考えております。 新施設におきましては、世代を超えた交流の場を大きなテーマと位置づけておりますので、一宮地区の皆さんはもちろん、全市的に幅広い市民の皆様に園を盛り上げ、育てていただけたらというふうに思っておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いをいたします。 最後に、保育所への進入路の新設についてでございますが、現在設計をもとに地権者の皆様や地元町内会等との協議が整ったところでございます。今後、現場の測量を経て用地交渉を進め、年度内に着工したいというふうに考えております。このことにつきましても御理解、御協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 農業問題に関する3点のお尋ねでございます。 まず、直売所の売り上げについての御質問でありますが、市といたしましても売上アップにつなげる取り組みが必要であると認識しております。既に着手している取り組みといたしましては、ほほえみ彩菜の新築工事でありまして、プレオープン中の現在、前年比3割から4割の売上アップとなっております。また、久米の里につきましても、今年度リニューアルを予定しており、売上アップを期待しているところであります。 また、国の産地交付金によって産地形成と出荷者の生産意欲の向上を図っており、直売所の出荷量確保等につなげることで、安定的な運営を目指しております。 今後も生産出荷組合やJAとの連携のもと、季節ごとの作物の選別や地場産作物の積極的な商品PRなど、直売所の特色を生かした取り組みを継続することで、売上アップにつなげてまいりたいというように考えております。 次に、サンヒルズの業態変更についてのお尋ねでございます。 サンヒルズの利用や売上状況につきましては、おおむね安定的に推移しているとの認識でございます。ここで議員御指摘の業態変更によって施設の機能を強化すれば、さらなる地産地消の進展につながる可能性はございます。 御提案のサンヒルズの機能強化につきましては、引き続き適正な規模や運営形態などについて、JA等の関係者とともに実現に向けた検討を進めてまいりたいというように考えております。 最後に、民間でアンテナショップの開設の動きがあるが、どのような見解を持ち、どう対応していくつもりなのかとの御質問でございます。 現在、民間の方を中心に研究会が立ち上がり、大阪の空き店舗を利用して、津山市周辺の野菜などを常設販売する研究を行っていることは承知しております。 この研究会が7月に開催しました説明会には、県や市の職員も参加しておりますが、事業全体の責任者や資金計画、また手数料や集荷方法、集荷量など詳細は検討中であるというように聞いております。 今後の対応につきましては、収支計画書なども含めた具体的な内容がわかりましたら、調査研究してまいりたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(松尾全人君) 京橋門跡の整備の方向性についてのお尋ねにお答えいたします。 京橋門跡は、城下地区にある津山城の遺構として貴重なものであり、その整備については重要な事業であり、実施に向けて強い意欲を持っておるところでございます。関係者の方々と粘り強く交渉をしながら、事業実施に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) 先ほど市長からの御答弁いただきました城下地区の
まちづくりでありますけれども、第1駐車場に新しい
国際ホテルをつくりたいというそういうことでございますけれども、これは短期的な事業。それから、城下地区全体の
まちづくりについては中・長期的な事業ということでございまして、今まで
中心市街地活性化基本計画に認定された都市が、もう既に2期計画に取りかかっておる。そういうことは、もう5年追加をして、あと7年少々の事業ということになるわけでありますけれども、やはり7年といってもやっぱりあっという間に過ぎてしまいますので、第5次総合計画との整合性もあるでしょうけれども、早急にこの問題には市の一定の考え方をまとめるべきだろうと、そういうふうに私は考えております。 それから、京橋門跡のことでございますけれども、実はあそこは津山高校の同窓会館のあった場所でもございます。台風10号の影響で取り壊しになったわけですけれども、あそこに行ってみますと、やっぱり今でも石垣が残っていましたり、堀の跡が残っていましたり。どうも話を聞いてみますと、その石垣のちょうど南側にある方との用地交渉がなかなかうまいこといってなかったという、そういうふうなこともお聞きをしております。 先日、その方とも私も面会をさせていただきましたけれども、もうその方も市のやることだったら本当に協力したいという、そういうふうな意思をお持ちでございます。 それから、副市長は教育次長当時からその方とも面識が深く、この事業に対して取り組まれてきたわけでございます。その辺の思いを少し副市長のほうからお聞かせいただきたいというふうに思います。
○議長(木下健二君) 副市長。
◎副市長(大下順正君) 京橋門跡の整備に対する、私が当時教育次長におったときにかかわったということで、その思いをということでございますが、御承知のように津山城には京橋門のほかに宮川門でありますとかあるいは田町門、こういった6つの門がございます。中でも、今御指摘のありました京橋門は唯一、今から400年前の石垣の一部が現存しとると、非常に歴史的に見ましても貴重な歴史的な資産でありまして、また遺構でございます。 したがいまして、今御指摘がありました関係者と十分お話をながら、御理解をいただきながら、私どもとしましても津山城の歴史資産としてその保存整備に努めてまいりたい、このように思っております。よろしくお願いします。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) 副市長を初め当局も強い意志を持って取り組みたいということでございますので、来年度以降に期待をさせていただきたいというふうに思います。 次に、農業問題についてでございますけれども、地産地消を推進する上で私は一番大切なことは、農産物をやはり安定的に市場に供給することだろうというふうに思います。直売所の出荷量確保につなげるために、農産物の産地化に取り組む必要があるんではないかと、このように考えておりますけれども、先ほどの御答弁では、国の産地交付金によりまして産地形成と出荷者の生産意欲の向上を図っておるということでございますけれども、その国の産地交付金による今後の取り組みはどのようにされるんでしょうか。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 現在本市では、JAつやま、JA勝英、それぞれの管内の実情に合った振興作物の取り組みに対し支援を行い、産地化を図っております。今後につきましても、ショウガ、ジャンボピーマン、黒大豆など地域の特徴を生かした農作物の生産に対しまして、積極的に支援してまいりたいというように考えておりますが、同時にさまざまな制度、政策を活用しながら生産者の確保を図り、地域の消費者への農産物安定供給につなげてまいりたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) ありがとうございました。 それから、先ほどの直売所の件でございますけれども、今現在市内には3直売所があります。これがそれぞれ1億5,000万円、7,000万円、8,000万円というところなんですけれども、この3店舗の売り上げをすれば、年間5億円程度にはなるんです。 しかしですね、専業農家として例えば野菜をつくって生計を立てようということになりますと、やはり四、五百万円の収入が要るということになりますね。それを達成しようと思いますと、年間600万円から700万円ぐらいの作物売り上げが必要となるわけであります。 3カ所合計ではなくて、1直売所だけで年間5億円ぐらいの売り上げができれば、もうかるそうした農家もふえるんではないでしょうか。やる気のある農家を育成して、安定的に農産物を供給できる体制をつくる、そういうことが私は行政の役割と考えますが、産業経済部参与の考えはどうでしょうか。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 本市でもさまざまな農産物が生産されておりますが、農業従事者の高齢化や減少、後継者不足、耕作放棄地の増加など多くの課題を抱えており、今後農作物の生産などに支障を及ぼすことが懸念されております。行政といたしましては、将来にわたり農家所得を確保し、安定的に農作物を提供するために、認定農業者や集落営農組織など、担い手の育成や農地の集積化などによる農業経営基盤の確保を図ってまいりたいというように考えております。 さらに、津山地域では、民間も含め多くの農産物直売所が開設されており、販売体制も整っております。農家の方もこの施設をうまく活用し、所得確保につなげていただきたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) ありがとうございました。 3直売所それぞれリニューアル、それからほほえみ彩菜は新築されましたけれども、そういったことをやれば確実に農産物の売り上げは上がる、こういうふうに思います。 まず、まずはですね、地産地消を進める、これが大前提だと思います。それから地産他消、要はいわゆるアンテナショップ等の動き、これはやっぱり地元内のそうした物の流れ、循環ができてこそ初めて外に向けての成功があると、私はそういうふうに感じておりますので、まずそちらのほうを優先して、地産地消のことをやっていただきたい。 そのためにサンヒルズに地産地消のレストランの併設、これをもうぜひともやっていただきたいと思います。再度参与の意気込みをお聞かせください。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 地場産食材を活用した料理を提供する施設は、一層の地産地消につながるというように考えております。地域の特色ある施設とするため、運営形態や規模等について引き続き生産者やJA等の関係者との協議を進め、早期の実現に向けて努力してまいります。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) ちょっと早期の実現というところが弱かったように思うんですけれども。イメージはですね、イメージはですよ、津山でとれた米と、それを御飯にして、そして津山産の大豆でつくったみそ汁、それに津山の具材が入っています。それに津山でとれた野菜のかき揚げ、これを提供する。そしてまた、津山産の小麦でできたうどんをまたそれに入れると、かき揚げうどん定食ができるわけです。それから、津山産のショウガのドレッシングをかけたサラダ、そしてジャンボピーマンとそずり肉をミンチにした肉詰めピーマン、こういうようなものをそういうレストランで、またもう一つありました。ジネンジョのとろろ汁でございます。これもあわせてそういうところで提供できれば、津山の地産地消に私は大いにつながることだろうというふうに思いますので、ぜひともそれをお願いしたいというふうに思います。 それから次に、里親制度についてでございます。 まず、里親制度の普及啓発を努めるということでございますけれども、津山市の役割としまして、子供の虐待防止、それから育児放棄に対する情報入手、相談業務などの防止対策が上げられると私は思っておりますけれども、それらの現在の具体的な取り組み状況はどうでしょうか。
○議長(木下健二君) こども部長。
◎こども保健部長(忠政堅之君) 本市におきましても、近年社会の急速な変化や子育て環境の多様化などによりまして、
児童虐待の通告や相談が増加しております。 具体的な取り組みについてでございますが、虐待の通告があった際には、迅速かつ慎重に調査を進めております。その結果、虐待と判定された場合には、児童相談所を初めとする関係機関や関係者とケース会議を開催するなど、情報の共有化に努め、虐待を受けた児童や保護者の支援を行っております。 また、ことしの7月から児童相談所の全国共通ダイヤルが、覚えやすい3桁の189番、通称「いち早く」と呼んでおりますが、この番号に変わっております。この普及にも今後努めてまいりたいというふうに思っております。
児童虐待を防止するには、虐待の早期発見、早期対応が重要です。今後とも関係機関や関係者の方々と連携をしまして、
児童虐待の防止に一層努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) もう一点ですけれども、岡山県との連携の中で、新規里親の開拓、支援体制の充実のために、市独自の研修会、それから講習会などの開催というのはどうでしょうか。
○議長(木下健二君) こども保健部長。
◎こども保健部長(忠政堅之君) 岡山県におきましては、里親制度並びに社会的養護を必要とする子供たちについての理解を深めていただき、里親制度の普及、進展を図るために、里親フォーラムや里親出前講座などを開催をいたしております。 本市におきましてすぐに独自にということにはならないんですけれども、県と連携を強化いたしまして、これらの各種講座や講演会などを広く市民の皆様にPRするとともに、各種団体に呼びかけ、多くの方に参加していただけるよう、この事業についての支援を行っております。今後とも児童相談所等と連携を密にしまして、里親制度の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 7番、中島議員。
◆7番(中島完一君) それぞれ御答弁をありがとうございました。 確かにこの里親制度というのは県の所管でございます。先ほど答弁にもありましたように、岡山いきいき子どもプランの中では、里親等への委託率を現状の14%から、平成31年度までに22%にする数値目標を掲げているということでございますけれども、やはりこの県の目標を達成しようと思ったら、やっぱり市町村の協力というのは不可欠なんですね。 もちろん市町村には私は情報があると思うんです。やはり先ほど言いました虐待の情報でありますとか、それからいじめ等々の情報、やはり市町村にはそうした情報がある。それを県と少しでも共有する中で、そうした子供をどうしても里子に出さなければいけないような状況になること自体を防止するのが、私は市町村の役目だろう、そういうふうに考えております。 それからまた、私も入会をしておりますけれども、里親後援会、こちらのほうへは市の協力もぜひともいただきたいと、そういうふうにも考えております。 いずれにいたしましても、愛情に恵まれない津山の子供たちが立派な成人に成長していく、そのことが大切なことでございますので、当局におかれましてもぜひとも御協力をよろしくお願いをいたします。 それから、一宮保育所の件でございますけれども、これはこれから本体工事、それからまた地元からもいろんな要望が出てくるんではないかというふうに思いますけれども、建設検討委員会、また地元説明会の中で十分そうした声を聞いていただきまして、立派な保育所ができますことを念願をしております。 以上で私の質問を終わらせていただきます。
○議長(木下健二君) 以上で7番、中島完一議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 1番、
金田稔久議員。
◆1番(金田稔久君) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、通告に従いまして、1番、金田稔久、9月定例会の一般質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、通告によりまして、人口をふやす対策につきまして質問に入らせていただきたいと思います。今回いろいろ人口をふやす政策については、4つほど内容について質問をさせていただきたいと、このように思います。 まず最初に、政府機関の移転誘致への取り組みということで、まず質問に入らせていただきます。 去る8月29日、30日の山陽新聞での報道で、岡山県が地方創生の一環で、政府関係機関の移転について誘致提案の内容が明らかとなりました。津山市では、国立特別支援教育総合研究所、農林水産政策研究所が提案をされていますが、この提案について岡山県より事前の打診なり希望なりの相談があったのか、これらの誘致に当たって当局としてどのような取り組みをお考えなのか、質問をさせていただきます。 次に、産業教育の整備充実につきまして質問に入らせていただきます。 津山市において、人口の割には文教施設が非常に多いというふうに言われております。やはり美作の国の中心であった、そしてその繁栄をしてきたあかしであると思うわけでありますが、特に津山工業高校なり津山高専が果たしてきた役割は、津山市内並びに周辺の町村の工業団地が全国でも有数な企業とそして技術が集積できたのは、これらの教育機関が整備をされ、多くの人材を輩出してきたことが大きく貢献してきたものと考えるわけでございます。 津山市内には普通科高校、工業、商業、医療などの多くの産業人を育成できる環境が整っているところでありますが、津山市の基幹産業である農林業についての文教施設はありません。津山の農林業の担い手を育成するのは、勝央町にあります勝間田高等学校の農林専門学科を併設していることから、こちらで学んでいただくことというふうになるかと思います。 隣町のことでありますので、余り取り上げにくいところではあるんですが、市内加茂町倉見地区に270ヘクタールを有する勝間田高校の演習林があります。この演習林は、人工林が50%、そしてブナの原生林を含めた自然林が50%と、全国の高校の演習林の中で日本一の面積と内容のある演習林がこの加茂地域にありますので、全く関係がないと、このように考えまして、ここを生かした質問をさせていただきたいと思います。 津山市の成長戦略として農林業を位置づけておりますが、農林業並びに関連産業への担い手育成について、勝間田高校に大いに期待をしたいところでありますが、津山市として勝間田高校のあり方、役割についてのお考えをお尋ねをいたします。 また、林業、林産加工、木材加工産業は、津山において目覚ましく伸びている分野でもあります。この分野の人材育成を今後どのようにされるか、お考えをお聞かせをいただきたいと思います。 続きまして、生活基盤の整備についてであります。 孔子の言葉にありますように、「近き者説び、遠き者来る」、近くにいる住民が喜び幸せである、すると遠くにいる人々もそれを聞いて集まってくるという言葉がありますように、今お住まいの津山市民の皆様が幸せを実感していただける環境づくりが最も大切なことだと考えております。 このたびの第5次総合計画は、人口減少時代にどのような政策が市民の幸せになるか、極めて大切な時期の総合計画であります。 そこで、暮らしに直結している生活道路について質問をいたします。 現在、市道の道路維持管理パトロールの実施状況についてお答えをいただきたいと思います。 生活基盤といえば、何はともあれ衣食住、そして衣食住の完備と仕事であります。最近、空き家対策、移住対策についていろいろ議論をされておりますが、現実的に空き家を住めるようにするとなれば、費用もかさみますし、建てたほうが安くつくとの声もあるのも事実であります。 市内中心部は、民間事業者によってアパートや分譲地など積極的な取り組みがなされておりますが、郊外などはなかなか民間による事業化がしにくい現状であります。このことが周辺地域の人口流出に歯どめがかかりにくいことではないかと思いますが、今後の市営住宅の整備計画がありますか、お答えをいただきたいと思います。 また、久米地域にあります久米山について、旧久米町時代に開発構想を策定をされた経緯がありますが、合併10年が経過し、全く進展をしていない状況であります。 そこで、6月定例会でも地元の声を聞きながら進めていくとの御答弁をいただきましたが、私からの提案として、県外からの移住者用宅地に造成し、建築条件として津山市内の建築業者での施工と、県北産木材を使用する条件をつけて、土地は無償でというような思い切ったことが取り組めないか、検討いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 続きまして、国際化への取り組みであります。 最近、海外からの訪日客の皆さんの話題が耳にされていると思います。現在インバウンドとして訪れていただいているのは有名観光地が多いところですが、津山市並びに美作国観光連盟としてインバウンドのお客様の誘致について取り組みをされた経過がありますか、お尋ねをいたします。 そして、関連いたしまして、津山市内にある観光看板の国際化への取り組みについてお尋ねをいたしたいと思います。 去る9月1日に、津山市内の食品スーパーにおいて、イスラム教の戒律に従っていることを示すハラル認証を受けたパン屋さんがオープンをしたことは、既にマスコミの報道で御存じのことと思います。 2020年の東京オリンピックに向けて、訪日客がさらにふえることが考えられます。そこで、特に食習慣の厳しいイスラム教のハラル認証取得に向けた取り組みが、食品業界で注目をされているところでありますが、津山市として地場企業によるハラル認証取得に向けた取り組みに支援策、またハラル認証工場新設について企業誘致には割り増しの支援を行うなど、ハラル認証生産拠点の町津山をつくっていくことが、地方創生の特色のある産業の育成になると思うのですが、お考えをお尋ねいたしたいと思います。 続きまして、津山駅北口広場整備と公共交通につきまして質問に入らせていただきます。 長年の懸案でありました津山駅北口広場の整備については、地権者の深い理解と関係各位の御努力によりまして進んでおりますこと、心より敬意と感謝を申し上げます。 現在工事も始まっているところですが、現在の事業進捗状況についてお尋ねをいたします。 また、駅周辺の駐車場について、事業実施前と工事途中の現在、そして完成後の駐車台数についてどの程度確保されているのか、質問をいたします。 郊外から津山駅に入るためには、駐車場の確保が大変重要と考えます。鉄道、バスを含めたパーク・アンド・ライドについての津山市としてどのような取り組みをお考えか、お尋ねをいたします。 津山駅北口広場整備により、いま一度公共交通について見直す、再興する機会と捉え、公共交通利用促進について、鉄道、ローカルバス、高速バス、それぞれの分野においてのお考えをお尋ねいたします。 特に、ローカルバスについて、津山市だけでなく、近隣の町へも運行しておりますが、バスの利用促進についてどのような連携を取り組まれているか、お考えを教えてください。 地域公共交通活性化及び再生に関する法律の改正により、自治体による公共交通網形成計画を策定することとなっていますが、津山市としての取り組みについてお答えをください。 また、このたびの補正予算において、バスナビゲーションシステムの試験導入が東循環線で実施される予算が計上されていますが、この成果とそして反省をもとに、今後どのような取り組みをお考えか、お尋ねをいたします。 新クリーンセンター稼働後の環境対策について移らさせていただきたいと思います。 津山市第2次ごみ減量行動計画の計画期間が折り返し点になっておりますが、中間期としての検証をお答えをいただきたいと思います。 本計画では、平成26年度では1人当たり1日841グラムとなっていましたが、6月定例会のお答えでは898グラム、全国平均は下回っているものの、計画に対しては未達となっています。日量約6トンのごみが計画より多いことになりますが、最終年であります平成28年度に1人当たり日量820グラムを達成するためには、今より1人当たり78グラム、約8トンの減量化を進めていかなくてはいけません。 新クリーンセンターにおいて、ごみの量が市町村の負担金の増減もありますし、ごみが多ければごみの処理への税金投入のウエートが高まることになります。 またあわせて、分別と資源化は安全稼働の原点でもあり、延命化を図る上でも大切な取り組みと考えます。今後のごみ減量対策として津山市独自の取り組みについて、具体的なお考えをお尋ねをいたします。 リユース、リサイクルの拠点について、新クリーンセンター内に開設されるとお聞きしておりますが、果たして現在お持ち込みの方、または買われているお買い上げの方が、公共交通機関から離れているところにこれまでと同じように利用できるかといいますと、まず難しいのではないかと考えられます。このことを踏まえ、津山市独自の取り組みについてのお考えはありますか、お尋ねをいたします。 また、岡山市内においては、てんぷら油を利用した路線バスが岡山市主導で運行されています。津山市としてこのような取り組みについてのお考えはありますでしょうか、お尋ねをいたしたいと思います。 以上、登壇での質問を終え、答えによりまして再質問をさせていただきたいと思います。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 それでは、金田議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 政府関係機関の誘致に関する御質問でございます。 国におきましては、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、地方への新しい流れをつくるという目標を掲げまして、その中の施策として、東京都を除く道府県からの提案を受ける形で政府関係機関の地方移転を進める、このような施策を講じておるところでございます。 提案に当たりましては、道府県は関係市町村の意見を踏まえることとされておりまして、本年3月に岡山県より各市町村に提案募集がなされました。私は、これを本市の創生につながる好機と捉えまして、県に対し豊かな自然を生かした農林業や、本市が力を入れている特別支援教育、ステンレスや金属産業の強みや地域特性を生かし、相乗効果を生むと考えられる複数の機関につきまして、積極的に提案とアピールを行ってまいりました。 県下全体では、27市町村のうち8つの市町村から18機関の提案がございまして、地域の発展や誘致による効果などの観点から、最終的には県で9機関を選定いたしまして、そのうちの2つの機関が本市を移転候補地として国に提案することとなったものでございます。 誘致に向けての取り組みにつきましては、国においては政府機関の機能確保や移転によるメリット、必要性、条件整備などにより総合的に移転の可否を判断することとなります。今回、42道府県から多くの誘致提案がなされておりまして、道府県間や県下において候補地の競合が見られることから、誘致の実現は易しいものではない、簡単なものではない、このように思っておるところでございます。 しかしながら、誘致によって地域にもたらされる波及効果は非常に大きいことから、岡山県と連携を図り、用地の確保や施設整備など最大限の協力を行ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(友末憲良君) 津山市第2次ごみ減量行動計画の中間の検証についてでございますが、当該計画におきましては、平成26年度の目標としてごみ排出量について3万2,564トン、1人1日当たりごみ排出量について841グラムの目標値を掲げておりますが、実績といたしましては、ごみ排出量の確定値が3万4,395トン、1人1日当たりごみ排出量の確定値が899グラムという結果でございました。 議員御指摘のとおり、目標を下回っておりますが、平成7年のごみ非常事態宣言後、津山市は常に高い数値目標を掲げてごみ減量に取り組んでおり、その結果、国、県より高いレベルの成果が出ていることについては、一定の評価ができると考えております。 次に、今後のごみ減量対策として市独自の取り組みについてでございますが、来年度から家庭ごみの有料化が統一され、町内会のリサイクル活動や子供会などの地縁団体が実施する廃品回収に対する報奨金の対象地域が市内全域に拡大することから、未導入の地域につきましても、リサイクル活動や廃品回収の取り組みを普及してまいります。 また、小型家電リサイクルや青空リサイクルプラザ、ごみゼロ新聞の発行、3Rキャラクターを活用した啓発事業など、独自色のある取り組みを継続してまいります。 次に、リユース、リサイクルの拠点についてでございますが、現在市のリユース、リサイクルの拠点施設であるリユースプラザ「くるくる」は、平成28年度からクリーンセンターに併設されるリサイクルプラザに機能が移転することになります。今後は市内中心部においても引き続きごみ減量を進めるため、資源化物の回収拠点の確保などに取り組み、より多くの市民にリユース、リサイクルの機会の提供ができるよう努めてまいります。 最後に、廃食油を利用した取り組みについてでございますが、平成16年に津山市とかかわりのある環境団体が実証実験として廃食油を回収し、バイオ燃料として公共交通機関に利用したことがありますが、燃料の品質確保が困難などの問題により、汎用化ができなかった経緯があります。 また、燃料を精製する設備の維持や廃食油の収集保管に係るコストの問題などがあり、費用対効果の面から、廃食油は固形化または布にしみ込ませて可燃ごみとしてクリーンセンターに搬入し、熱回収処理するのがよいかと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 私のほうからは、6点についてお答えをいたします。 まず、津山市並びに美作国観光連盟のインバウンド対策の取り組みについてのお尋ねですが、本市のインバウンド対策に関する最近の取り組みといたしまして、昨年9月にタイ、中国、韓国、台湾の旅行エージェント35社が参加し開催されました中国地方インバウンドフォーラムに、津山市観光協会とともに出席をいたしました。本年1月には、日本国際協力センター青少年交流事業や、おもてなしプラン発掘アンド受け入れ環境アドバイス事業に参加をしております。 今年度の取り組みといたしまして、観光センターなどへの公衆無線LAN整備、クレジット対応POSシステムの導入、観光協会ホームページの全面リニューアル、外国人観光客向けアプリケーション開発、外国語版観光パンフレットの作成などに順次取り組んでおります。 また、美作国観光連盟では、今月24日から開催されますツーリズムEXPOジャパンへの出展が予定をされております。 次に、観光案内看板につきましては、市内の幹線道路などに設置しております観光案内看板のうち、主要なものにつきましては日本語表記とあわせてピクトサイン及び英文表示の看板を設置をしております。 次に、ハラル認証に関する御質問にお答えをいたします。 ハラル認証を受けた食品を広く市場に提供することができれば、新たな需要を取り込むことができると考えております。しかしながら、代表的な日本の食材であります豚肉が使用できないことや、食品業界の意向を踏まえたマーケティングが重要でありますので、今後はこうした市場ニーズ等の動向を注視しながら、議員の御提案を踏まえた研究をしてみたいと考えております。 次に、公共交通利用促進について、鉄道、ローカルバス、高速バス、それぞれの分野においての考え方についてであります。 まず、ローカルバス、すなわち路線バスは、市民の移動手段として大変重要なものでございます。運行事業者や市民の皆様から情報をいただきながら、運行や路線に反映させ、市民の足としての公共交通機関として利用促進を図ってまいります。 鉄道や高速バスは、市内のみならず県内、県外への移動手段として重要な公共交通手段であります。鉄道につきましては、一層の利用促進を図るため、引き続き津山線、姫新線、因美線の利便性、快適性の向上について、関係機関等と連携をし、JR等に要望を行っております。 高速バスにつきましては、今後他市や事業者の状況を把握し、利用促進に向け研究してまいりたいと考えております。 また、近隣とのバス路線につきましては、美咲町、鏡野町と共同運行しているほか、奈義町等を結ぶ民間バス路線もございます。今後においても利用状況を把握しながら、関係自治体や運行事業者と連携を図り、利用促進に向け努力してまいりたいと考えております。 次に、自治体による公共交通網形成計画の策定における本市の取り組みでございますが、本市といたしましては、津山市第5次の総合計画の中で、
まちづくりと地域交通の再編と連携をいたしました立地適正化計画などの計画と整合性を図りながら、検討してまいりたいと考えております。 次に、バスナビゲーションシステムについてでございます。 バス利便性向上及び利用促進事業として、ごんご東循環泉においてバスロケーションシステムの実証実験を行うものでございます。これは、バスの位置がパソコンや携帯電話などで確認できるようになり、このことにより利用者の利便性を高めるものでございます。また、到着等の情報を文字や音声でお知らせする電光掲示板の設置、バスの簡易乗り継ぎ検索等も実施し、事業の中で満足度調査を実施することとしております。 この実証実験で得られました結果をもとに、事業の拡充を検討すると同時に、計画策定の基礎資料として利用していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 勝間田高校のあり方、役割について津山市はどのように考えているのかとのお尋ねでございます。 津山市では、森林課において年1回、勝間田高校グリーン環境科の生徒を受け入れ、林業就業体験学習等の課外授業の実施について協力しております。本市といたしましては、同校は美作地域の農林業分野における重要な人材育成機関と認識しており、今後ともできる協力は行ってまいりたいというように考えております。 次に、林業や木材産業分野の人材育成に関しての御質問です。 本市では、林業体験を通じた林業担い手育成事業に本年度から取り組んでいるところであります。今後は林業就業予定者に対する就業支援研修などに取り組みの範囲を広げ、積極的に林業従事者の確保、育成を図ってまいりたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(植月優君) 市道の道路維持管理のパトロールの実施状況についてのお尋ねでございます。 旧津山市内におきましては、週2回、エリアを決めて道路パトロールを実施するほか、都市建設部及び各支所産業建設課の職員を道路監理員に任命し、市内出張や通勤の際に道路の監視と危険箇所の点検に努めております。 次に、市営住宅などの整備計画についてのお尋ねでございますが、市営住宅の今後の整備は、本年3月に策定いたしました津山市市営住宅長寿命化計画に基づき進めております。この計画では、現在ある市営住宅団地について、老朽度、需要等に応じて、用途廃止、維持保全、建てかえなどを総合的に判断をしております。 次に、久米山の活用策についてでございますが、活用策につきましては、県外からの移住者定住を図る観点で、宅地分譲地の土地を無償としてはとの提案は、活用策の一つと思われます。しかし、どの程度の移住希望者があるか、また造成費をどのように扱うかなど、関係部署と連携し研究してみたいと思います。 久米山の活用策の検討に当たりましては、地域の皆様のお考えをお聞きしながら進めてまいりたいと思っております。 次に、津山駅北口広場整備の進捗状況についてでございます。 平成26年9月に工事着手をいたしまして、平成28年度末の完成に向け、現在工事区域拡大しながら進めているところであります。 なお、用地買収状況につきましては、約9割の方の同意をいただき進めているところでありますが、一部で未同意の地権者が残っていることから、早期に同意いただけるよう、きめ細かく全力で交渉に当たっているところでございます。 また、にぎわいゾーンにおきましては、本年6月から(仮称)津山駅前観光センター建設工事に着手をいたしまして、来年度からの供用を目指して建設を進めております。 次に、駅周辺の駐車場につきましては、事業前の平成25年8月時点で、市営の津山駅北口駐車場118台に民間の月決め及び時間貸し駐車場を含めまして693台。事業中の平成23年1月時点では、駅北口駐車場45台に民間駐車場を含めまして626台となっております。現在では、駅北口駐車場は18台であり、完成後も減ることとなりますが、駅周辺において民間による駐車場の開発も進むものと考えております。 駐車場の確保につきましては、現状では駅周辺の駐車場状況の調査により、民間開発による月決め駐車場から時間貸し駐車場への営業形態の移行がなされ、駐車台数減少の代替えとなっていること、駅周辺に約70台の空車スペースがあることなどがわかりまして、現在の駐車場の状況及びさらなる民間活力の導入により対応が可能というふうに考えております。 今後、津山駅北口広場に隣接しますにぎわいゾーンへの出店や、駅周辺への民間によるにぎわいの創出、店舗の出店など、新たな駐車場需要に対しましては、民間活力による駐車場の設置動向も見据え、必要台数の検証やパーク・アンド・ライドなども視野に含めた整備方針の検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 1番、金田議員。
◆1番(金田稔久君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 政府機関の誘致に関しまして御答弁をいただきまして、ありがとうございました。全国がこのことに群がるといいますか、誘致に向けてかなり激しい競争が予想されます。 政府機関の移転については、やはりメリットというものがお互いになければいけませんし、設置された施設がその地域にもともとある、官民の施設とですね、それから周辺地域との連携がどのように行っていけるかが大きな鍵であると思います。ここは津山の強みをアピールするとともに、強い熱意が誘致の条件だと思います。 その場合よくあるのが、トップセールスによる誘致活動ということが言われます。そのことも大切だと思いますが、全市民がこの誘致活動に一生懸命なんだということが伝わるような活動が求められているのではないかと思います。この誘致活動を行政だけで進めるのではなく、産官学民金で、とにかく津山が何が何でも誘致をしたい、そういう強いメッセージとアクションを起こすことが必要だと思います。 いずれにしても、このことに関する特命部署や専任担当者の配置をお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。 続きまして、産業教育の整備充実につきまして、勝間田高校の役割についてお答えをいただきまして、ありがとうございました。 登壇でも申し上げましたが、倉見にある演習林はとてもいい教材として活用をされています。しかしながら、平成40年問題と言われる高校生激減に伴う高校再編が、この市内の高校でも行われると言われておりまして、勝間田高校においても厳しい環境に置かれると予想します。 そこで提案ですが、高校機能はこのまま継続することを前提に、林業担い手並びに木材加工への人材育成の場としての高等教育機関の設置を津山市内にという考え方で、国、県、林業並びに木材関係者と話し合ってみてはと思いますが、いかがでしょうか。 特に、県北における木材関連産業の成長は大変伸びておりますし、久米産業団地では集積が進んでおります。そして、国内有数のヒノキの産地でもあります。こういう条件のそろった津山に林業・木材関連の高等教育機関の設置を研究していくのが、まさに地方創生の原点ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 歴史をひもとけば、津山市に国立津山高専があったことにより、金属、電気、機械への優秀な人材育成が行われたことが、現在の津山の地場産業があるわけですから、前向きな方向性でお願いをいたしたいと思います。 生活基盤の整備に関するお答えでありますが、身近な道路というのは、通勤、通学など暮らす中で大切なものであります。早期補修が大がかりな修繕にならずに済むわけでありますが、予算の都合でいろいろあるかと思います。予防もですが、早期発見、早期修繕をお願いをいたしたいと思います。 また、学校周辺や通学路については特に心がけていただきたいのですが、関連をいたしまして、要望として上がっております久米中学校入り口の市道改良についてどのような方向性か、お答えをいただきたいと思います。 市営住宅についてのお答えですが、環境の変化もあり、整備については地域の実情に合った整備をお願いしたいと思います。 久米山についてですが、全国でいろいろな移住・定住促進が取り組みがされています。ごく普通のことをやっていたんでは効果がなかなかないと、このように思います。とにかく注目度を上げる、目を引くような取り組みをしていかないことには、移住者をふやすということにはなかなか難しいと思います。定住相談会など移住をお考えの方の声を聞き、前向きに研究していただけるよう、関係部署と連携をとってお願いをいたしたいと思います。 また、活用策については、地域の皆様のお声をお聞きしながらとの回答をいただいておりますので、ぜひ久米山の活用については久米連合町内会の会合などを通じて実施していただけませんか、お答えをいただきたいと思います。 国際化への取り組みについてでありますが、インバウンド対策についての認識を高めていただいているとのことですが、岡山県と近隣であります鳥取県への外国人観光客を教えていただきたいと思います。 観光看板の国際化については、英文表示との回答がありましたが、実際はローマ字であり、外国人には理解できないローマ字表記は、オリンピックを控えた東京を中心に修正が今行われております。国からの補助があるわけではないので、津山独自で修正していかなければいけないわけでありますが、このことが国際化への取り組みがおくれてしまうというようなこともあります。このことについて再度お考えをお尋ねいたします。 ハラル認証についてですが、訪日客と輸出を視野に入れた取り組みとして既に取り組んでおります。昨年の9月12日に、岡山県と岡山県中小企業団体中央会主催による東南アジアイスラム市場対応商品開発支援事業の説明会が、
津山商工会議所で開催をされています。全世界でムスリムは3分の1おられ、岡山県在住のムスリムも約600人いらっしゃいます。これからの食の国際化をさらに進めていく中で、ハラル認証取得は大きなビジネスチャンスとなります。地場企業の取得に向けた支援と企業誘致を図っていただくよう、お願いを申し上げたいと思います。 津山駅北口広場についてですが、便利で使いやすくなったと言っていただけるような配慮をしていただき、完成に向けてさらなる取り組みをお願いしたいところです。 駐車場については、これまでまとまった駐車場といえば市営駐車場であったわけですが、約半分に減少した分、民間駐車場の開発に期待となっていますが、整備によって機能強化、利用拡大がなされなければいけないところですが、駐車場の規模が小さいものが分散すれば、駐車場探しに時間と混雑を招く懸念があります。このあたりを改善するため、今後の取り組みについて何かお考えはありますでしょうか、お尋ねをいたします。 また、津山広域事務組合が保有しております広域バスセンターの跡地利用についてどのようなお考えをお持ちか、お教えいただきたいと思います。 公共交通の利用促進ですが、周辺自治体とともに路線維持、利用拡大を進める仕掛けを官民挙げて取り組んでいただけるよう、原点に立ち返って進めていただきたいと思います。 特に、バスの乗り方を知らないで大きくなる子供さんもおられると、このように聞いております。提案でありますが、小学校への出前バス教室など路線バスへの意識向上を図るとともに、鉄道とバス、タクシーの有機的な活用、津山駅やバスの営業所といった裏方施設を社会科見学の教材として活用するなど、取り組みをしてはいかがかと思いますが、お考えをお尋ねします。 新クリーンセンターの稼働後の環境対策でございますが、第2次ごみ減量行動計画の中間検証を御答弁をいただきましたが、市民の皆様が意識を持って取り組んでいただいた成果として、今後とも目標必達に向けた取り組みをお願いしたいと思います。 また、資源循環施設組合との整合性をとりつつ、津山市独自の政策がしっかり取り組んでいただくようお願いしたいと思います。 次に、リユース、リサイクル拠点についてですが、市内中心部への配慮をしっかり取り組んでいただきたいと思いますが、来年度のことでもありますので、なるべく早い段階で今後の対応について明らかにしていただくようお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 市長。
◎市長(宮地昭範君) 金田議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。 政府関係機関の誘致への専門部署を配置してはいかがかと、こういった旨の質問でございます。 私といたしましても、先ほども申し上げましたように、是が非でも実現したいとの思いは非常に強く持っております。岡山県に対しましても、提案に際しまして真摯に対応をしてきたつもりでございます。先ほど申し上げましたように、本市を2機関の候補地として国へ提案していただいた、このこともこうした取り組みの成果であるのかなと、このようにも思っておるところでございます。 先ほど答弁いたしましたように、誘致の実現につきましては、本市の取り組みだけではかなうものではございませんで、地域の教育あるいはまた研究機関と関係分野の状況、関係機関や企業の集積状況、アクセス性などさまざまな面から検討がなされるということでございます。本市といたしましても、これまで地域創生戦略室を調整役といたしまして、学校教育課、農業振興課、みらい産業課などの関係部署が緊密に連携して適切に対応していると、このように思っておるところでございます。 また、私自身もあらゆる機会を通じまして国に働きかけてまいろうと、こういうふうに現段階では思っておるところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(木下健二君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(植月優君) まず最初に、先ほどの答弁で、駅周辺の駐車場につきまして、事業中の「平成27年1月」を「23年1月」と申し上げました。おわびするとともに、訂正をさせていただきます。 それでは、久米中学校入り口の市道改良についてでございます。県道久米中央線から久米中学校正門に向けての市道約150メートルの区間は、歩車道の分離がなく、朝夕の通勤・通学時間帯には、通勤車両と通学生徒とで混雑をしまして、事故の危険性が高い区間と認識をしております。 このような状況の中、津山市といたしましても、通学路の安全対策は必要と認識しておりまして、早期に事業実施ができるよう協議を進めてまいりたいと考えております。 次に、久米山の活用策についてでございます。市と久米連合町内会とで情報交換をしながら、活用策の調整を図ってまいりたいというふうに思っております。 次に、駐車場分散の改善への取り組みについてでございますが、駐車場を探す時間やうろつきによる混雑を緩和するために、できる限り丁寧な案内を行うなどの対策を検討してまいりたいと考えております。 津山広域バスセンターの跡地につきましては、津山駅の前面に位置する重要な土地であることから、津山駅周辺のにぎわいの創出など、有効な跡地の活用に向け、所有者であります広域事務組合と協議を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 岡山県と鳥取県を訪れる外国人観光客数についてお答えをいたします。 観光庁の宿泊旅行統計調査の中に、都道府県別、国籍別の外国人延べ宿泊者数の資料がございます。岡山県の平成26年中の外国人延べ宿泊者数は10万180人であり、主な国といたしまして、台湾2万3,160人、中国1万4,100人、香港1万1,140人、韓国8,740人などとなっております。また、鳥取県は4万8,470人であり、主な国といたしましては、韓国2万620人、台湾1万570人、香港3,660人、中国3,140人などとなっております。 次に、観光案内看板の表記内容についてのお尋ねでございますが、現在設置しております観光案内看板の英文表記につきましては、ローマ字表記の看板も混在をしておりますので、今後の対応につきまして検討してまいりたいと考えております。 次に、小学校への出前教室や津山駅などを社会科見学として活用するなどの取り組みについてでありますが、市民への公共交通の重要性周知を目的といたしまして、バスまつり写生大会が広域バスセンター、中鉄北部バス東一宮車庫などを会場として行われております。あわせて、バスの無料体験コーナーなどが実施されておりまして、津山市も後援を行っているところでございます。 議員から御提案の取り組みにつきましても、より一層の公共交通の利用促進を図ることを目的といたしまして、関係部署や機関と連携をいたしまして協議検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部参与。
◎産業経済部参与(清水彰朗君) 津山に林業・木材産業関連の高等教育機関の設置について、関係者と研究を進めたらどうかというお尋ねでございます。 岡山県はヒノキの生産量が3年連続日本一になるなど、日本有数の林業県であり、若手技術者育成の必要性からも、県内に林業・木材産業関連の教育機関を設置することの検討は必要であると考えております。その場合、本市は主な木材生産地である美作地域の中心に位置しており、また交通の利便性等から考えても、有力な候補地になると思われます。 教育機関の設置については、岡山県が主体となって取り組んでいただきたいというように考えておりますが、本市におきましても、森林組合等の関係機関、団体と、市内に設置される場合の活動フィールドの提供やサポート体制などの必要な研究はしてまいりたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 1番、金田議員。
◆1番(金田稔久君) それでは、再々質問をさせていただきたいと思います。 政府機関の移転誘致につきましては、的確なお答えをいただきましてありがとうございます。とにかくこの誘致は全国が競争でありますが、並大抵なことではないと、このようにも思っておりますが、ともに私も汗をかかせていただきたい、このように思っております。 林業・木材関係の高等教育機関につきましてのお答えをいただきましてありがとうございます。確かに勝間田高校の機能を生かす中で、岡山県主体での設置という考え方もありますが、もっと広域的に考えていく必要があると思います。岡山県もですが、国とも連携して研究を重ねていただきたい。そのしかけ役、先導役を津山市が担っていかなければいけないと、このように思います。 地方創生はこのような地域の強みを生かした取り組みを後押ししていただけるのでありますから、政府機関の話ではありませんが、いろいろと情報のネットワークを広げていただきたいと、このように思います。 林野関係では阿部農水副大臣もではありますが、林野庁次長を初め津山に大変御縁のある方が今いらっしゃるという非常にいいチャンスのときでもありますので、とにかく前向きに進めていただきますように、あわせてともに頑張っていきたいと、このように思います。 生活基盤につきまして、久米中学校の市道につきまして格段の御配慮をいただき、実現いただきますようよろしくお願い申し上げたいと思います。 久米山の活用について、まず地元の声をいただき、前向きな研究、検討をお願いしたいと思います。また、PFI方式による開発も一つの案だと思いますので、このことも御検討をお願いしたいと思います。 国際化への取り組みですが、外国人宿泊者数を教えていただきましたが、これは宿泊者でありますから、もっと多くの外国人観光客の方が訪れていただいていると思います。津山における外国人観光客の受け入れについて、まず体制づくりが大切であり、観光看板もですが、公共施設、道路標識など英文表示を進めていただくことが急がれるので、このことを意識して、関係部署の皆様にも進めていただくようにお願い申し上げたいと思います。 そして、インバウンドの積極的な取り組みを今後もお願いをいたしたいと、このように思います。 駅北口広場の整備でありますが、丁寧な案内といたしましても、なかなか難しいと思います。民間駐車場が今後まとまったものが確保できるという可能性も低いと考えます。 完成後の状況も判断の必要もありますが、いつでも車が駐車できるという利便性の確保をするために、提案でありますが、現在昭和町にある中鉄北部バスの待機車庫の隣接に1,000坪の空き地があります。ここをパーク・アンド・ライドとして整備し、この車庫から回送で津山駅まで来ているバスを実車運行し、駅までの輸送をするという方法で、まとまった駐車場スペースの確保ができると思うのですが、このあたり中鉄北部バスなど関係の各位と研究をしていただけないものかと思うのですが、いかがでしょうか。 津山広域バスセンターの跡地利用については、駅前の重要な場所でもあり、活用について駅周辺の機能強化とにぎわいの発信地となる方向で検討いただくようお願いしたいと思います。 公共交通の学習でありますが、バスだけでなく、鉄道を含めた公共交通学習としての活用は、扇形機関車庫の見学とあわせてみれば、もっとおもしろいものになると思います。大人の社会科見学として、観光プランとしても使えると考えます。一つのことにこだわらず、多方面で活用できる材料として進めていただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) パーク・アンド・ライドの取り組みについてでありますが、他の自治体の事例などもございますので、今後のJR津山駅周辺の駐車場の需要、動向を見ながら整理、研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 1番、金田議員。
◆1番(金田稔久君) ありがとうございました。いろいろなアイデアを持って取り組んでいただきますようお願い申し上げたいと思います。 一般質問も2回目でありまして、まだまだなれておりませんし、緊張もしております。多方面でちょっと頬張り過ぎるような質問をたくさんしてしまいました。 いろいろな中で施策をこれから講じていかなきゃいけないところでありますが、なかなか施策を講じてもすぐに答えが出にくいというのが現在ではないかなと思います。未来の津山のため、今の時代に生かされている私たちが何をしなきゃいけないかということを考えた中で、強い信念で行動してまいりたいと、このように思います。 津山文化センターが、ことし建設をされて50年というふうにお聞きしております。せんだって見学会がありまして、私も行かせていただいたんですが、開設するときに昭和31年に、今は余りいませんが、当時の婦人団体を中心に募金活動をして、10年越しであの施設ができたというふうに学ぶことができました。やはり将来のことを考えると、先を見てしっかりと取り組んでいかなきゃいけない。 そして、あの当時も募金活動も3分の1が津山市民の皆さんによって建設されたと、こういうようなことがあります。そういった意味でも、私たち行政にかかわる者もでありますが、
オール津山で市民の皆さんと一緒にこの地方創生、人口減少対策に立ち向かうというそういう姿勢で今後も取り組んでまいりたいと思いますので、御指導いただきますようよろしくお願い申し上げまして、以上をもちまして質問を終えたいと思います。ありがとうございました。
○議長(木下健二君) 以上で1番、
金田稔久議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 午後0時00分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後1時00分 再開
○議長(木下健二君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 2番、
田口浩二議員。
◆2番(田口浩二君) 〔登壇〕 2番、田口浩二でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 津山市の観光への取り組みについて質問をさせていただきます。 津山市を活性化するにおいて、観光は非常に重要な施策の一つであると考えます。当市におきましても、平成25年9月には観光立市宣言をされ、本年3月には津山市観光戦略アクションプランを策定し、課題の分析をされ、施策を立案された上で、具体的な活動まで計画をされておられます。加えて、ホームページにおいてさまざまな景勝地、アミューズメントパーク、資料館等を紹介され、観光コースも各種設定されています。 しかし、津山市の観光地としての知名度は非常に低いと思われます。そこで、入り込み客数をふやすために、まずはこの津山を知っていただき、来てみたいと思われることが重要ではないでしょうか。興味がある人はホームページを見てくださいというスタンスでは、知名度は上がっていきません。ある程度は強制的に訴える、自然に目に入るようにしていくことも必要だと考えます。 先日、津山市がテレビで放映されていました。もっとこのような機会をふやすよう働きかけて、津山市を知ってもらえるよう努めるべきではないでしょうか。 一昨年から昨年にかけては、美作国建国1300年記念事業の一環としてナルト列車が運行されました。岡山駅にナルト列車の案内板が表示され、津山線へのアプローチが容易になるとともに、津山のPRができていたようです。そこで、岡山空港、岡山駅などに視覚的に津山をPRする掲示板などを設置してはいかがでしょうか。 今、テレビのコマーシャルで桃太郎が取り上げられていますが、岡山県をPRできる絶好のチャンスに、この津山をPRしてはいかがでしょうか。 岡山県におきましては、平成26年からの3カ年において、おかやま生き活きアクションプランを制定し、国内外を問わず誘客に努めています。本年7月には知事が観光PRのために2度目となるタイを訪問され、8月には初めて香港と2度目となる台湾を訪問され、観光PRと県産の白桃やブドウをPRされました。 津山市観光戦略アクションプランの重点施策の中にある外国人観光客の誘客促進を、岡山県と歩調を合わせ、知事が観光PRに出かけるときに津山市からも同行させていただき、岡山県をPRすると同時に津山をPRしてきてはいかがでしょうか。 そして、来ていただいたからにはお金を使ってもらう。そのためには設備を整備しておかなければなりません。 船橋市にあるふなばしアンデルセン公園が、トリップアドバイザーが発表した日本のテーマパークで第3位になっています。ちなみに第1位は東京ディズニーランド、第2位は東京ディズニーシー、第4位がユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。 この公園は、グリーンヒルズ津山とほぼ同じ敷地面積の約30ヘクタールの敷地内に、船橋市と姉妹都市で結ばれたデンマーク王国のオーデンセ市の全面的な協力を得て整備された公園で、自然体験ゾーン、わんぱく王国ゾーン、子ども美術館ゾーン、メルヘンの丘ゾーン、花の城ゾーンの5つのゾーンで構成されております。 ホームページを見る限りでは、特にこれといった施設があり、特別なイベントが行われているようにも思えません。しかしながら、約7割の来園者が2度目以降のリピーターとなっています。そして、開園20年目で入園900万人を達成しています。 本市におきましても、友好交流都市であるサンタフェ市に協力を要請し、現在あるグラスハウスを核とした公園の整備に取り組んでみてはいかがでしょうか。お考えを答弁いただきたいと思います。 続いて、次の質問に入りたいと思います。 津山市が抱えている市民からの要望について質問させていただきます。 要望として上がってくるということは、このまま暮らしていくのが少しばかり不便だというのではなく、危険であるとか、暮らしに支障がある場合ではないでしょうか。少子・高齢化が進む中で、生活環境の改善は早急に対応すべき課題です。ボランティアで多くの方々が多方面において協力くださっています。 6月議会におきまして、本市の管理する道路の整備状況について伺いましたが、今回は少し範囲を広げて、本市が抱えている要望の累積件数及びその内容と現時点での要望に対する対策の対応状況を、要望の種別ごとで答弁いただきたいと思います。 以上で登壇での質問を終わります。答弁により、自席にて再質問をさせていただきます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 岡山空港やJR岡山駅等を活用した観光情報発信についてのお尋ねでございますが、岡山県南に向けての情報発信施策の中で、JRの交通広告媒体を活用した取り組みを計画をしております。 具体的な広告媒体といたしましては、JR岡山駅の構内ビジョン、岡山駅、倉敷駅の改札、岡山駅近隣の大型ビジョン及び岡山駅・倉敷駅近隣の大型商業施設内のビジョンなどを活用し、駅及び駅周辺施設利用者に対して視覚に訴える情報発信に取り組みたいと考えております。 実施時期につきましては、来年4月から始まります晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーンを視野に入れまして、来年2月から3月にかけて集中的に実施したいと考えております。 また、岡山空港の活用につきましては、現在観光パンフレットの設置を行っておりますが、今年度作成予定の外国語版観光パンフレットの設置について検討してまいりたいと考えております。 次に、外国人観光客の誘致に向けて、岡山県と歩調を合わせ、岡山県のPRに同行し津山市のPRを実施してはどうかとのお尋ねでございますが、外国人観光客誘致につきまして、本年3月に策定をいたしました観光戦略アクションプランの作成段階から、岡山県の取り組みとの連携を前提として策定をしてきております。 施策の実施に際しましては、外国から訪れる観光客の受け入れ態勢の整備や宣伝活動等を推進することを目的として、岡山県を中心に組織されております岡山県外国人観光客受入協議会及び岡山県国際観光テーマ地区誘客促進協議会の取り組みと連携をいたしまして、外国人観光客の獲得に向けまして、海外での本市の認知度向上等に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(植月優君) グリーンヒルズ津山の整備についてのお尋ねでございます。 グリーンヒルズ津山は、平成23年4月、岡山県から本市へ譲与され、市有施設として条例を制定し管理運営を行っております。管理運営に当たりましては、収支の改善は必要であると思っており、御提案のありました事例も参考に、市外からの利用者をふやし、収入を得る新たな整備も研究してまいりたいと考えております。 一方で、新たな整備には一定の市費の投入も必要でございます。多方面からの論議が必要と考えております。 次に、道路整備の要望の累積件数についてでございます。過去5年間の累計は1,761件でございます。種別ごとでは、道路維持関係が1,470件、道路新設改良関係が291件でございます。 次に、道路整備の要望の実施状況についてでございますが、道路維持関係は891件で、対応率61%でございます。道路新設改良関係は146件で、対応率50%となっております。特に、新設改良関係につきましては、毎年要望の提出が出されている場合もこの件数にカウントをしております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 2番、田口議員。
◆2番(田口浩二君) それぞれ答弁をいただきました。ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 津山市をPRしていく件につきましては、具体的な案をお示しいただきありがとうございます。ぜひ実施していただきたいと思います。 答弁の中に、晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーンのお話がありましたが、前回平成19年に実施されたときには、岡山県平均で9.3%の入り込み客数の増加がありましたが、美作地域におきましては3.5%しか増加しておりません。その結果を考慮した上で、有効な施策の実施をお願いいたします。 金田議員からもありましたが、ハラル認証のベーカリーも津山にオープンいたしました。海外からの誘客の推進も期待いたします。 ところで、観光を産業としていくためには、現状分析がまず必要ではないでしょうか。そして、その分析をもとに具体的な数値目標を設定していけば、今ある津山市観光戦略アクションプランがもっと有意義なものになってきます。 観光庁は、観光入込客統計に関する共通基準に基づき、各都道府県の観光入り込み客数、観光消費額単価、観光消費額を、日本人では観光目的とビジネス目的に分類し、加えて訪日外国人についても集計し、またイベント数、イベント別観光入り込み客数をも集計し、毎年発表しております。 岡山県もこの基準に基づき調査を実施しております。日銀や民間事業者も、観光動向について詳細に調査分析をしています。津山市としてはどのように取り組んでいくおつもりか、伺いたいと思います。
○議長(木下健二君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 観光動向についての調査分析について、津山市としてどのように取り組んでいくのかとのお尋ねでございます。 現状におきましては、観光動向に関する調査としましては、岡山県が県下全体を対象に実施しております観光客動態調査を活用しておりまして、津山市独自での調査は実施しておりません。 こうした調査の実施に際しましては、調査対象者の理解と協力が不可欠でありまして、また調査分析方法等の研究も必要であります。しかしながら、実施する施策の検証及び今後の施策を検討する上では、基礎的データの把握は必要と考えておりまして、今後調査分析方法や調査項目といった具体的事項を検討し、データの把握に取り組みたいと考えております。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 2番、田口議員。
◆2番(田口浩二君) ありがとうございました。 市長に直接答弁をいただきたいと思います。観光立市宣言を有効なものとし、この津山市を観光都市としていくためには、各縁組都市との交流を深め、活用していくことが重要だと考えますが、当局はどのようにお考えでしょうか。
○議長(木下健二君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 それでは、田口議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 津山市を観光都市としていくために、各種縁組都市との交流を活用する考えはないのかとのお尋ねでございます。 本市と都市縁組をいたしております自治体の交流につきましては、昨年度、議員も御承知のとおり沖縄県の宮古島市との姉妹都市縁組50周年を記念をいたしまして、物産展などの事業を実施をいたしておるところでございます。 また、本年度につきましては、岐阜県可児市、旧兼山町でございますけれども、可児市との歴史友好都市縁組20周年を記念をいたしまして、伝統芸能などを通じた事業を実施をしておるところでございます。 また、市内の小学校やスポーツ少年団による交流事業なども行っておるところでございまして、今後も縁組の趣旨あるいはまた節目等を踏まえまして、自治体相互連携を図りまして、一層の交流を深め、そして交流人口の拡大を目指しながら頑張ってまいろうと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 2番、田口議員。
◆2番(田口浩二君) ありがとうございました。前向きに取り組んでいただけるという答弁をいただき、ありがとうございます。 津山市には神南備山や黒沢山から見るすばらしい景観を初め、多くの歴史的資産、観光施設があります。グラスハウスには、ことしの夏も会員を除き約3万5,000人の方が訪れ、楽しんでいかれました。津山市
中心市街地活性化協議会からの提言もありました。9月3日には、岡山市で中国5県が連携して、アジア圏からの観光客の誘致を図る中国地方インバウンドフォーラムが開催されております。観光資源を有効に活用し、都市縁組との交流を深めながら、この津山をすばらしい観光都市にしていくための取り組みを進めていただきたいと思います。 また、生活環境の改善のために、一つでも多くの要望に対応していただけるようお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(木下健二君) 以上で2番、
田口浩二議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 27番、岡田康弘議員。
◆27番(岡田康弘君) 〔登壇〕 失礼いたします。許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。 今9月議会におきましては、第5次総合計画、市長の政治姿勢、環境問題についてお尋ねをいたしますので、市長、関係部長のそれぞれの御見解を明らかにしていただきたいと思います。 まず、総合計画についてであります。 今般、第5次総合計画の基本構想案が提出され、いよいよ今後10年間の本市が目指す
まちづくりの方向性が示されるときを迎えようとしております。私は、この総合計画が市政推進の羅針盤となる最上位の計画であると考えるところから、市長2期目の私の質問の最初となる所信表明時の昨年6月議会で総合計画のあり方についてお尋ねをいたしました。当時の議会での答弁を踏まえ、何点かお尋ねをさせていただきたいと思います。 市長の政治信条は、市民目線であると私は理解をしております。地方自治体の執行者として大変重要な視点であると思いますが、私は市長の町に対する思いを将来に必要とされる都市像をはっきりと示すリーダーシップが必要であると考えます。 そこで、まずお尋ねをいたします。住民との語り合いは重要でありますが、全ての住民との対話は不可能であります。ポピュリズムに陥ることなく、どのように住民ニーズを反映させ、基本構想を立ち上げたのか、そして市長の
まちづくりの意思はどこに組み込まれているのかをお尋ねいたします。 まず、市長の総合計画への思いをお尋ねいたしましたが、今計画の特徴はどういったところにあると考えているのでしょうか。私は、行政計画が民間会社のような奇抜な企画書である必要はないと思っております。ましてや本市は県北の雄都であり、拠点であります。拠点都市は一定程度の都市基盤を有する必要があり、またそれが使命でもあると考えます。そういった意味では、総花的な計画になりがちでありますが、都市にはイメージやブランドも必要であります。 そこでお尋ねをいたしますが、今計画で津山の都市イメージやブランドをどのように発信できているとお考えでしょうか。換言すれば、今総合計画の特徴は何と考えたらいいのか、お尋ねをいたします。 次に、今総合計画と地方創生の総合戦略との関連についてお尋ねをいたします。 当局も、この整理は明確にしておかなくてはならないとお考えになられているんだろうと感じております。それゆえに、勉強会に対して関連をまとめたページを添付されていますし、別添資料として総合戦略の策定について出されております。私は、総合計画が上位計画であって、総合戦略はある意味でアクションプランの一つであると考えております。 そこでお尋ねいたしますが、両計画はどういった関連があるのか、明確にお答え願います。 次に、今後のタイムスケジュールについてお尋ねをいたします。 前段の質問と関連が出てきますが、前期実施計画が私の言うところのアクションプランということであると思いますが、勉強会資料などでは、来年3月に全体計画とあわせてアクションプランを提示するとしています。 ここでお尋ねいたしますが、今年度末に総合計画、それに係る実施計画、地方創生の総合戦略を同時に提示することでよいのでしょうか、お尋ねをいたします。 この計画を実効の上がる計画とするためには、財政との整合性が必要であります。昨年の本会議においてもお聞きをしておりますが、改めてお尋ねをいたします。 この計画に盛り込まれる事業を計画どおりに進めようとするならば、財政との整合性なくして実現はありません。その意味においては、地域づくりの最上位に位置づけられる財政計画と言っても過言ではないと考えます。計画の策定に当たっては、事業費の的確な予測と財源の見通しを厳格に行う姿勢が求められ、どれだけの政策を打ち出せるかは、投資的財源確保の見通しに左右されると考えます。 昨年6月議会の所信の行革の項目において、向こう30年間で452億円の財源不足が見込まれていると明記されております。また、依存財源が過半を占める本市財政において、国の地財計画、また県の財政状況などの見通しは非常に不透明であります。あわせて、今計画には地方創生による税源措置が考えられますが、これまた不透明な状況であることは承知しております。また、税収に直接反映される経済情勢の正確な予測は困難であると考えます。 そこでお尋ねをいたしますが、実施計画策定時には歳入面では綿密に財政見積もりを行い、歳出面においては総合計画の事業量に基づく事業費を積み上げ、必要総額を把握する必要があると考えますが、お答えを願います。 総合計画の最後に、行革の観点からお尋ねをいたします。 私は、21年の議員任期中に、第3次から今回5次までの総合計画の立ち上げにかかわることとなりました。 そこでお尋ねをいたしますが、それぞれアドバイスをいただいたコンサル、シンクタンク名と契約金額をお尋ねいたします。 次に、市長の政治姿勢についてお尋ねをいたします。 それは、本年4月4日の市長のスケジュールについてであります。勝北地域で、当日ほぼ同時刻であると思いますが、ほほえみ彩菜の開業と、自衛隊日本原駐屯地において自衛官候補生入隊行事が行われていたと思います。市長はほほえみ彩菜の開業式典に参加をされていたと仄聞をいたしております。 そこでお尋ねをいたしますが、それはどういう判断基準でそちらを優先されたのか、お尋ねをいたします。 あわせて、市長就任時から現在まで自衛隊関連の行事にはどの程度参加されているのか、お尋ねをしておきたいと思います。 次に、教育環境整備についてお尋ねをいたします。 良好な教育環境を確保するために、市内35小・中学校に空調施設を整備する計画が明らかにされました。これは良好な健康状態や学習意欲の確保のために私も必要な施策であると考えますので、ぜひ進めていただきたいと思うものであります。 整備に当たって、2点ほどお尋ねをいたします。 現状、市内35小・中学校のうち3校は空調整備が整っているということでありますが、この3校はいつ整備されたのでしょうか。また、3校だけ整備されている理由をお尋ねをいたします。 もう一点、今後の整備計画として、平成31年度の事業完了を目指して取り組むとされていますが、時間がかかり過ぎているのではないかと思います。もっと短期間に整備をする必要があると考えますが、何が障壁となってこんなに時間を要するのか、お尋ねをいたします。 最後に、環境問題ですが、建築物の解体工事についてお尋ねをいたします。 建築物の解体工事において、最近市内業者だけでなく、市外や県外の業者が進出して解体を行っていることが多くなっていると感じられるところでありますが、そのような状況で足場とか防じんシートを設置しないで解体をしたり、適正な分別解体、リサイクルを行っていない工事現場があると仄聞しておりますが、行政はどのような監督指導を行っているのか、お尋ねをいたします。 以上で壇上での質問を終わり、再質問は自席にて行います。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 岡田議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 まず、どのように市民ニーズを反映させ基本構想をつくり上げたのか、また私自身の
まちづくりの思いはどこに組み込んだのかとのお尋ねでございます。 第5次総合計画は、市民目線を第一義にいたしまして、地域懇談会や分野別懇談会、市民アンケートやインタビュー調査など、できるだけ多くの市民参画のもと策定することといたしまして、御意見や調査結果を反映させ、基本構想の計画策定を行ってまいりました。 本格的な
人口減少社会を迎えている中で、市民一人一人が可能性を見出すことができる町、挑戦できる町、そして夢と希望を乗せ、市民との協働による持続可能な町をつくってまいりたいと考え、基本理念を「彩りあふれる花開く津山の創造」といたしまして提案をいたしたものでございます。 次に、総合計画で津山の都市イメージやブランドをどのように発信できているか、また第5次総合計画の特徴についての御質問でございます。 人口減少が急速に進む中で、本市が子や孫の世代に誇りある町をいかに継承していくか、第5次総合計画の計画期間はそのための重要な10年となるわけでございます。そのため、基本構想では
人口減少社会への挑戦を掲げまして、人口減少対策に注力し、効果的な施策を重点的に実施していくこととしております。 そして、本市が誇れる歴史、文化、自然などにさらに磨きをかけまして、ブランド力を高め、産業振興や定住推進を図るとともに、安全・安心で住みやすさが感じられる
まちづくりを進めてまいりたいと、このように考えております。 また、津山の都市イメージやブランドの発信につきましては、シティープロモーションに積極的に取り組み、本市の魅力を戦略的にPRしてまいりたいと思います。 次に、各種行事への出席についての判断基準でございます。 私は、就任して以来、さまざまな行事への御案内をいただいております。私みずからが全ての行事に出席し、敬意を表すのが本位でございますけれども、他の特別職や担当部長にお願いをし対応している場合も多々ございます。 今回御質問がありました4月4日の自衛官候補生入隊行事とほほえみ彩菜の式典についてでございますけれども、自衛隊候補生入隊行事については、例年担当部での対応をさせていただいておるところでございます。 次に、ほほえみ彩菜への私の出席についてでございますけれども、仮オープンということもございまして、私のところに連絡が入ったのが直前でございましたが、私みずからが勝北マルシェとして公約に掲げた事業でもございまして、出席をしたものでございます。 また、私の自衛隊関連行事への参加についてのお尋ねでございます。市長就任直後、日本原駐屯地納涼大会に参加をさせていただいておるところでございます。なお、今月の20日に開催をされます陸上自衛隊日本原駐屯地創設50周年記念行事には、私自身が出席をいたすことにしておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 特別理事。
◎特別理事(常藤勘治君) 総合計画に関しまして4点お答えをさせていただきます。 まず、総合計画と地域創生総合戦略の関連でございます。 総合計画は本市の最上位の計画でありまして、10年間の総合的な振興、発展を目的として策定をいたします。 一方、総合戦略は総合計画の実行計画的な位置づけになりますが、人口減少の克服、地方創生を目的として5年間の計画として策定するものです。仕事づくり、人の流れ、結婚、出産、子育て、地域間連携と持続可能な
まちづくりの4分野を戦略内容といたしまして、地方創生への好循環を生み出す施策を盛り込んで、集中的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、総合計画、総合戦略のスケジュールでございます。 第5次総合計画は、基本構想を今議会に議案として提出させていただいておりますが、議会の御承認をいただいた後に、基本計画を審議会に諮問し、その答申を受けまして実施計画を策定してまいりたいというふうに考えております。公表時期は、第5次総合計画におきましては今年度末、津山市の総合戦略、これは10月中を予定をいたしております。 次に、総合計画と歳入歳出でございますが、それぞれ必要総額の把握が必要ではないかというお尋ねでございます。 総合計画実施計画の策定に当たりましては、事業費の積み上げを行う中で所要見込み額を把握いたしまして、財政計画と整合性を図り、計画策定を行ってまいります。 最後に、第3次総合計画から第5次総合計画までの策定に当たり、契約したコンサル、シンクタンクの名前と契約金についてでございます。 第4次総合計画におきましては、美作大学美作短期大学部地域生活科学研究所と委託契約しまして、613万2,000円の委託料を支払っております。また、5次総合計画では、一般社団法人つながる地域づくり研究所と897万480円の委託契約を結んでおります。 なお、第3次総合計画におきましては、コンサルタントには委託せず、大学教授等の学識経験者の方に御意見を伺いながら計画策定を行いました。 以上であります。
○議長(木下健二君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(植月優君) 環境問題に関連をいたしまして、建築物の解体工事における監督指導内容についてのお尋ねでございます。 建設リサイクル法に該当いたします解体工事につきましては、建設リサイクル法に基づく届け出を着工7日前までに津山市長に提出しなければなりません。この届け出を受けて、解体手順、廃棄物の量、特定建設資材の分別、リサイクル、現場の状況をチェックいたします。工事中における不適切な作業などにつきましては、パトロール、通報などにより現場状況を確認し、内容に応じ対応部署と共同で指導を行っています。 以上でございます。
○議長(木下健二君) 学校教育部長。
◎学校教育部長(和田賢二君) 学校の空調施設に関するお尋ねでありますけれども、市内35の小・中学校のうち、空調施設が既に設置されている学校は、広戸小学校、加茂小学校、加茂中学校の3校となっております。それぞれの整備時期は、広戸小学校が平成5年、加茂小学校が平成7年、加茂中学校が平成9年で、いずれも平成17年の合併以前の旧勝北町、旧加茂町において設置されたものであります。 広戸小学校は、自衛隊の演習地近傍ということで、防音の関係から校舎全体が二重サッシ等の対策がとられておりまして、それとあわせて空調が整備されております。 空調設備の整備におきましては、電源設備を大幅に増強すること、電源の供給や空調機器の設置など非常に広範囲な工事が必要となってまいります。大規模改修を予定しております10校につきましては、改修と空調施設の工事内容が重複する部分が多くあるため、それぞれを単独、別々に行うのではなくて、大規模改修工事に含めて計画的に実施したいと考えております。 そのうち本年度から大規模改修工事に着手しております中道中学校につきましては、現在進めている事業内容に空調施設を追加変更しまして、そして次年度以降の予定校につきましては、工事の実施設計の段階からその内容を盛り込むことによって対応する考え方でございます。 また、大規模改修の予定がなく、空調施設のみを整備する22校につきましては、本年度と来年度に空調整備の実施設計を行いまして、平成28年度中に中学校の整備を完了し、引き続き小学校の整備を実施したいというふうに考えております。 空調整備工事の完了目標ですけれども、大規模改修工事の関係から平成31年度といたしておりますが、子供たちにとってよりよい学習環境を確保するため、工事期間の短縮や前倒しなどを行いまして、早期完了に向けて努力をしたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(木下健二君) 27番、岡田議員。
◆27番(岡田康弘君) それぞれ答弁をいただきました。 まず、総合計画の市長の思いでありますけれども、何か胸に残る思いが伝わってこないんですね。私は、市長の理念とする
まちづくりは何か、それがこの構想のどこに反映されているかを尋ねたわけであります。 各地の聞き取りでも市長の考え方が示されてないと、このように仄聞をしております。聞き取りですから、当局側の思いを披瀝する場所ではないと思いますけれども、ここではもっともっと語っていただいてもいいんではないかと思います。これについてもう一度お答えください。 次に、都市イメージブランドについてですが、拠点都市津山の位置づけが全く私は感じられないのであります。どのように考えておられるのか、この件についてももう一度お答えください。 次に、スケジュールについてでありますが、総合計画の実施計画は来年度末までの短期間において策定するとされているようですが、議会の意見などはどこで組み込まれていくんでしょうか。アクションプランには、具体策として盛り込んでいただきたい私の思いもあるんです。私も皆さんに訴えてきたことを、少しでも実現したいと考えておるわけであります。 具体的に安心・安全の津山として、防災では土砂災害対策、医療面では病床や医師、看護師などのマンパワーの確保、活力ある津山として、インフラ整備では経済活動の基本となる道路整備、未来の津山として教育面で、学力ももちろんでありますが、不登校問題やいじめについてなど多くの思いがあります。具体的にどういう手段で進めていくのか、お答えください。 次に、行政改革でありますが、基本構想が出されているわけですから、このまま進めていただければと考えますが、行革のこの観点や、また役所自体がシンクタンク機能を発揮する必要があると考えますが、どうでしょうか。 委託金額は3次はゼロ、4次は600万円、5次は900万円なんですよ。3次計画に至っては自前で策定されております。この観点は必要じゃないんですか。この件についてお答えください。 次に、市長の政治姿勢についてでありますが、私はどちらも重要な催しであると思っております。また、こういったバッティングも、多忙な市長の職責上、多々あるとは理解をするところであります。しかし、地域振興を進めていく上で大変重要な産直施設、片や国防という国策であるとはいうものの、当地域に設置されている重要な国の安全保障を担う場での当地域のトップリーダーへの出席依頼であります。それが任期中、納涼祭へ1回だけというのはいかがなもんでしょうか。どのように考えておられるのか、この件について再度お尋ねをいたします。 さて、空調設備の件ですが、私は機会が均等に確保されていないと思うんです。大規模改修予定校については、二重投資を避ける観点から理解はするとして、どうして中学校が先なのか。31年度完成を前倒しできないのか、残念であります。もう少し工夫をして、このタイムラグはなくすべきと考えますが、この件についてお答えください。 そして、環境問題についてでありますが、内容に応じて共同で指導を行っているとの答弁でしたが、実際どのように指導しているのか、再度お尋ねをいたします。
○議長(木下健二君) 市長。
◎市長(宮地昭範君) それでは、お答えをいたしたいと思います。 私の理想とする
まちづくりについてのお尋ねでございますけれども、登壇でも答弁を申し上げましたとおり、私は市民一人一人が可能性を見出すことができる町、挑戦できる町、そして夢と希望を乗せ、市民との協働による持続可能な町をつくっていきたいと、このように考えておるところでございます。 次に、都市イメージブランドについて、拠点都市津山の位置づけが全く感じられない、このような御指摘でございます。 本市は古くから美作地域の政治、経済、文化の中心地でございまして、県立、私立の高等学校、高等専門学校や私立大学の教育資源を持ちまして、また総合病院や専門医療機関、各種公的機関も集中する県北の拠点都市としての役割を担ってきたところでございます。 また、津山城跡を代表とする城下町、洋学の町としても知られておりまして、県北の公共交通の結節点である津山駅周辺事業整備も進んでおるところでございます。 私は、本市の役割を十分認識をし、津山市の発展のみならず、津山圏域、ひいては県北の一体的な発展のために、拠点都市として機能充実を図ってまいりたい、このことに精いっぱい努力したい、このように思っておるところでございます。 次に、私の自衛隊関連行事への参加が1回だけということについての御質問でございます。 私自身、自衛隊関係の業務につきましては、防衛省関係者の皆さん方との意見交換を別途行っておる、そういった部分もございます。例えて言いますと、国土交通省には年に2回お邪魔をいたしますけれども、中国四国防衛局への要請行動、そういったことにも取り組んでおるところでございます。 議員御指摘のとおり、地元行事への出席が1回しかできてない、このような認識は私は持ってないというのは端的な表現ですけれども、そういったことは感じてないと、このことを明らかにいたしておきたいと、こういうふうに思います。 それから、先ほども答弁させていただきましたけれども、今月の20日、陸上自衛隊の日本原駐屯地創設50周年記念行事がございますので、出席をすると、こういう御返事をさせていただいておるところでございます。 以上でございます。